みつばちエンジニア

SEの閉塞感のすごい日常の打開を夢見て、日々のモヤモヤを綴ります。

第一人者

2024-09-30 22:34:31 | 日記
大学の時の教授の言葉「会社ではある時、突然担当する業務が割り当てられる。そして翌日から社内でその分野の第一人者となる。たとえ、それまでにその分野に対して知識がなかったとしても。」だから必死に勉強する必要が有ったと言う話だ。私の大学の研究室の教授はけっこう長くサラリーマンをしていた。研究室のでは、学問の話だけでなく、社会人としてどう技術に向き合うか話もよくしていたように思う。
最近になって改めて「自分が第一人者と言う意識」はやっぱり大切だなと。
SEと言う職種の意義が、常に最新のテクノロジーを活用するなのであれば、そのテクノロジーの活用方法について社内で知識がある人はいないことになる。ならば、頭の固くなったベテランよりも柔らかい若手の方がそのテクノロジーの扱いを身に付けるのはきっと早いだろう。そう考えると第一人者になるのに経験はあまり関係無いことになる。
元々なんの知識もない状態から、突然第一人者になると言うのは無茶苦茶なことを、いっているようで実は技術系の職種では合理的だっりする。また、全く新しいテクノロジーでなかったとしても、その案件の一番細かく最新の情報を把握しているのは担当者となる。つまりその範囲においては第一人者だ。
ここでは、これからSEになる人が読んでくれるなら、担当する仕事が割り当てられた時、自分にはわからないし、できないと決めつけずに、その仕事の第一人者であると言う気持ちで取り組んでもらいたいと思う。

あっち側カフェにネオ卓球

2024-09-24 09:39:02 | 日記
先日、散歩をしていて何気なく立ちよったカフェの入り口に卓球台がおいてあった。カフェで卓球する人ってどんな人なんだろう。けっこう「あっち側」の人なんだろうか?と思いながら卓球台を横目にカウンターに向かった。
そうそう、「あっち側」について説明しておこう。深夜残業が日常のSEとしては、家に帰って一息つくとちょうど「午前0時の森」が始まると言う生活が一般的だった。月曜も火曜も。残念ながら短命な番組だったが、日常的に「あっち側」「こっち側」と言う表現を使うくらいには楽しんでいたのだと思う。
ちなみに「あっち側」とは火曜の0時の森で作られた言葉で、言わば、ネアカでコミュ力高め、と大きなロゴでバレンシアガと書かれているようなブランド服を躊躇なぬ着ることができるような人を指す。逆に「こっち側」とはいろいろ気にして人に話しかけるにもかなりの勇気を要する人。(私の解釈)
さて、カフェにあった卓球台の話に戻ろう。台はスレンテスの机を4つ並べてた簡単なものにネットが張ってある。なかなかスタイリッシュだ。そして床は5度くらいと傾いたところに配置されている。つまり台も斜めになっていると言うことだ。
はたして、有利にゲームを進められるのは傾斜の上だろうか、下だろうか。そして、机と机の間には微妙な段差や隙間が。ゲームを制する上ではこのイレギュラーの攻略が鍵になりそうだ。そんなことを考えながらコーヒーを待ってたら、ふと思いだした。
この台はもしかしてネオ卓球用の卓球台なのではないだろうか。
今度は月曜の0時の森の話だ。
ネオ卓球とは色つきのボールを使う卓球だ。プレイするボールを抽選のようにランダムにひく。とったボールが色つきのボールなら、特殊ボールとしてそれぞれの色に応じた効果がある。特殊ボールはこんな感じ。
黄色:2ポイントボール
2ポイント獲得できる。
青色:ネットボール
ネットに触れるとその人のスコアが0になる。
赤色:アウトボール
アウトするとその人のスコアが0になる。
緑色:入れ替わりボール
相手とのスコアが入れ替わる。負けているプレイヤーのみに効果が発生。
紫色:ラリーボール
ラリーした数だけポイントを獲得できる。
金色:スペシャルボール
好きな特殊ボールの効果を選択できる。

番組内では、紫色のラリーボールを制するものが結局試合を制する展開だった。これは番組MCの村上くんに対する配慮だろうか。
ともあれ、ネオ卓球ならこの卓球台のイレギュラーがむしろプラスになりそうだ。と言うお話。

SEの夏休み

2024-09-04 01:36:41 | 日記
SEの夏休みと言うと、プロジェクトの貴重なバッファ期間だったりします。プロジェクトのバッファとは、予定していた作業が予定どおり進まない場合、この期間を消費して、予定に追い付かせるためにつかう期間と言う意味になります。
では、プロジェクトの進捗が順調なことはあるでしょうか?
いいえ、まず無いでしょう。何て言ったって、我が国はメテオフォール型開発が主流ですから。(ウソ)
そんなわけで、夏休みをプロジェクトの遅延のリカバリーに使ったと言う経験を持つSEは多いのではないでしょうか。
私もそんな平民SEの一人です。夏休みと言えば進捗リカバリーです。
この期間がなぜリカバリーに最適かと言うと、普段の定例会議、進捗報告会などどは開催されません、一日中、使いたいように時間を使えるようになります。そして、この期間は神様も持ち場を離れているようでメテオやらコメットやら落ちて来ません、安心です。
ですから、安心して集中して、チームメンバと一緒にテストを消化したり、機械のログを解析したり、平日では考えられないくらいの集中力で、一気に進め、進捗を追い付かせる事ができたりします。そして、私にとって久しぶりに機械をさわったり、実機のログを自分の目で見て、解析する数少ないチャンスだったりします。
元々、機械をさわるのが好きでSEになった身分ですからね、こういう時間ってケッコウ嫌いじゃないんです。


そんなわけで今年の夏休みは

夏だ!遅延だ!リカバリーだ!

ずっと夏休みのままなら仕事しやすいのに(ェ?)


SEってなんだろう

2024-09-01 01:01:44 | 日記
一口に職種SEと言うけど、よく考えるとSEは何をする仕事かわかりずらいので、SEの分類を考えてみた。

◼️成果物による分類
○プログラマー
いきなり、SEじゃないって怒られそうですが、隣り合うし境目が曖昧な部分もあると思います。成果物はプログラム、ソフトウェア、アプリケーション。ゲームの場合のみ別格の憧れの職種となっていてゲームプログラマーと言われる。
○Webデザイナー
プログラマーは直接目に見えない仕組みの作り込みをするのが仕事の中心なのに対して、Webページの実際に目にする画面を作る人。目に見えるレイアウトや色合いなどを中心にプログラムを少し書くこともある。
○アプリケーションエンジニア
アプリケーションやサービスを設定し使える状態にする人?プログラマーが作ったソフトウェアをインストールしたり、一般公開するひと。
○インフラエンジニア
主にサーバの基本的な設定やサーバで共通的に動かすアプリケーション(ミドルウェア)の設定、ディスクやストレージの設定を行う。アプリケーションが動く環境を整備する仕事。アプリケーションが動く環境は常に整えられている事が当たり前だと思われているため、アプリケーションエンジニアに虐げられている。
○データベースエンジニア
データを保存するとき、その情報を参照しやすくしたり、壊れにくくしたり、消失しないようにする必要があるため、効率的なデータの保管方法を考える必要がある。このようなデータ管理を行う仕組みをデータベースと言う。データベースもミドルウェアの一部と思うが、設計に特別な配慮が必要なため、インフラエンジニアとは一線を画し、このように呼ばれる。
○データサイエンティスト
AI関連の流行りの職種。データベースのように体系化されたデータの扱いだけでなく、様々なデータの扱い方を考えAIでの活用の仕方を考える仕事。流行りっぽくて響きがカッコいい。
○ネットワークエンジニア
ネットワーク機器の設定を行い、組み合わせてネットワークを作る人。インフラエンジニアの設計が終るとネットワークの要件がようやく決まるが、サーバやストレージの構築にはまずネットワークが完成品している必要がある。今や全ての足回りとして動いていて当たり前であり、最も虐げられている職種。
○フルスタックエンジニア
上記の全てのの知識を持つエンジニア。だいたいなんでもできる。システムが複雑化している昨今、重要性が増しているが、あくまでもSEの枠組みであるため他のエンジニアとあまり待遇が変わらない不思議。
○アーキテクト
フルスタックエンジニアでありつつ、システムの全体の構造を考える役割。担当者間に溝があったり壁を作ったり、個別最適が問題となっているため、この役割への期待は高まっているが、いざ何かをしようとすると、誰にも理解されず孤独を感じる仕事。

◼️成果物の納品先による分類
○社内SE(システムエンジニア)
成果物が自社の資産となるSE。発注側となるため、良いポジションなのかと思いきや、社内の業務部門から虐げられている。
○SE(システムエンジニア)
お客様から費用をいただいて、成果物をお客様に納品するSE。あまり、社外SEと言う言葉は聞いたことがない。ラインSEと言う人もいる。
○公共SE(システムエンジニア)
大規模で社会影響の大きい公共(政府)系が顧客の案件をこなすSEを敬意を表して公共SEと言う。
○金融SE(システムエンジニア)
大規模で社会影響の大きい金融系が顧客の案件をこなすSEを敬意を表して金融SEと言う。

◼️工程による分類
○上流SE(システムエンジニア)
プロジェクトの前半の要件定義や、基本設計を主に担当する。上流は階級の話ではない。会議ばっかりして、決定事項を○○書と言うドキュメントにまとめるのが主な仕事内容。プロジェクトの後半に入るとまとめ役的な仕事が増える。
○下流SE(システムエンジニア)
響きがよくないのであまり、下流SEと言われることはなくシンプルにSEとだけ言われることが多い。ウォーターフォールモデルで川の流れに例えると、川の河口で川幅が広がった部分を担当する。別に3流と言う意味ではない。上流工程でドキュメントにまとめられた内容を参照してシステムに反映させ、実際に動くものとして形にする仕事。机上の空論と言う言葉があるように、実装の際にはいろいろな問題が発生するのは当たり前だが、問題が発生するとなぜか立場が悪くなるため、日々過重労働により問題の沈静化に努めている。
○プレSE(システムエンジニア)
上流SEのさらに前に提案活動をのみ行うSE。だいたい受注のために魅力的すぎるが実現性が不透明な案件を提案する。受注後にプロジェクトを推進するSEから誰がこんな無理難題を約束したんだよって、嫌われる。
○QAシステムエンジニア(品質保証)
最近ある会社がよく使ってるよう担った言葉。一般的には作ったシステムが思った通りに動いているかテストする作業は下流SEのタスクに含まれるが、検査の客観性やシステムの複雑化によって検査そのものが難しくなっていることから、システムの検査に特化した知識をもって体制をつくるときに現れる役割。たぶん下流SEの突かれたくない部分をつつく仕事なので、下流SEからは嫌われる。
○維持SE・運用SE(システムエンジニア)
稼働中のシステムのメンテナンスを行うエンジニア。作業ミスがシステム停止に直結するため、難しいリスクのある作業はしない。誰よりも最新構成の管理の、大切さを知っている。

◼️技術的知識の活用度合い
○SE(システムエンジニア)
仕事のうちの大半は自身の扱う製品に対する技術的知識を中心に活用する。プロジェクト管理の知識も必要だが、自身タスクをしっかり管理する程度の割合。
○PL(プロジェクトリーダー)
プロジェクトの中で一つのチームをまとめる。インフラチーム、アプリケーションチームなどのグループができるイメージ。担当する対象についての技術的知識に主軸をおきながらも、チームをまとめる為のプロジェクト管理の知識が要求される。
○PM(プロジェクトマネージャー)
プロジェクト全体をまとめる仕事。技術的な知識と、プロジェクト管理の知識が50:50で必要と言われている。プロジェクトの成否の全責任を追うため非常にプレッシャーがかかる。
○PMO(プロジェクトマネージメントオフィサー)
特定の製品に特化した仕事はせず、プロジェクト管理の専門家としてPMを支援する仕事。プロジェクトマネージャーをとりまとめる上位組織と思いきや、実態としてはプロジェクトマネージャーの事務局的な仕事だったりする。

SEと言っても職務内容はその現場によっていろいろ。また、人によってカバー範囲や解釈も違うかも共通点と言えばなんかブラックと言うイメージがつきまとうことくらいでしょうか。。