超文明の怖さ
一昨日に首都圏、千葉方面を襲った台風15号の被害は、大規模停電という置き土産をしたのだが、今回の事態を観て思いました。
超便利の文明ってひとたび自然が牙をむけば、原始時代よりも悲惨な状態に成るということですね。
仮に60階建ての高層マンションの最上階に住んでいて、災害による長期の停電が起こったどうなるのでしょう?
マンションの最上階に居て、オール電化の快適な生活をしていたのなら、停電ですと水道も止まりエレベーターも止まり、冷蔵庫も止まり、トイレも排せつ物が流せなくなりますし、冷蔵庫の物は全て溶けて腐りますし、シャワーもお風呂も無しになります。
もちろん空調も無し、何も出来ないです。
飲み水も食べ物も無いので近くのコンビニに買い物に行くのにも、エレベーターが使えないので、階段で60階から降りて来るのには、スポーツマンでもないと厳しいです。
普通の人が60階から降りて来るのに、足が痛くなったりして何回も休みながらになるでしょう。下手をすると途中の階で一泊か二泊して、やっと下界なんて言う事にも成りかねません。それは困りますねえ。
そのためにテントや寝袋背負って買い物に行くことになりますよね。
それでも降りて来る時は良いけれど、60階に戻る時はもっと大変です。階段で上るのには荷物を持っていたのなら、それはもう途中の階段で何泊もするくらいの覚悟がいります。
60階で快適生活も災害時には地獄になりそうですね。