このF/A-18Fは、映画「トップガン マーベリック」に登場する機体で、現役の米海軍戦闘爆撃機(マルチロール機)です。
F/A-18の初期型はA/B型、改良型はC/D型になり、これらは「ホーネット」と呼ばれます。この改修型として、E/F型が登場し「スーパーホーネット」と呼ばれますが、パーツの共有箇所は少なく、まったくの別モノの機体になっています。
因みにA,C,E型は単座、B,D,F型は複座となります。
映画で再現されてましたが、攻撃時には単座機と複座機がペアを組んで、複座機の後席兵装担当が攻撃目標へレーザー照射を行い、単座機が攻撃を行うことがあります。
あ、ちなみにわたしは、複座型のF型が好みです。(笑)
「トップガン マーベリック」で有名?になったF/A-18ですが、実は2001年の映画「エネミーライン」にも登場してて、これもなかなか面白い映画です。特にSAM(地対空ミサイル)に攻撃されるシーンなんかは、画面かぶりつきもの(笑)です。「マーベリック」でもフレアでかわす場面がでてきますが、追尾されている緊迫感がイマイチ物足りません。しかし「エネミーライン」では、緊迫感が半端なく、近接信管による攻撃も解りやすく?描写されています。(ただ、被弾時にあそこまでの演出が必要なのか?とは思いますが…ま、映画だからしょうがないですけど)
このキットの兵装は、AIM-120 AMRAAM(中距離空対空ミサイル)、AIM-9Xサイドワインダー(短距離空対空ミサイル)、AGM-88 HARM(対レーダーミサイル)、Mk82爆弾、AN/ASQ-228 ATFLIRポッド(前方監視赤外線装置)と、てんこ盛りです。
AIM-120は空対空ミサイルですが、ウクライナではNASAMSシステムに搭載して地対空ミサイルとして運用されていますし、近々実戦配備されるF-16にも間違いなく搭載されるでしょう。(共和党さん、ちゃんと予算通してくださいよ!(怒))AGM-88 HARMは敵側のレーダー波を探知して飛んでいくので、防空レーダーには脅威になります。実際ウクライナでは火器管制装置を改修したMig-29から発射されて、ロシア側の防空網に損害を与えています。(Xでも、実際の発射シーンが投稿されてます。)
さてさて、このキットについてですが、若干のパテ埋め補正が必要ですが、他社のキットと比べると楽なほうかもしれません。
また、昇降用タラップはスケール換算すると、本格的な梯子?って感じの“ごつさ”になるので、折れない程度まで削り込む必要があります。
塗装の説明はかなり大雑把なので、私は日本製他社製品の取説を参考にしました。
こんなキットですが、機体の再現性は高く、お勧めだと思います。