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しゅうさんのミリタリー雑談ブログ

無人兵器(2)ドローン戦

ロシアもウクライナもあれやこれやと新型ドローンを開発してます。

前回、前々回に引き続き、最新のものを含めて、いくつかピックアップしました。

 

【対ドローン用“蜘蛛の巣”攻撃ドローン】

説明文ではNet Shooterってなってます。

要はロシアのFPVドローンに向かって網のようなものを発射して、プロペラに絡めて墜落させようという奇想天外なものです。

イラン製シャヘドやロシア製ランセットのような大型ドローンであれば自爆型FPVで攻撃できますが、さすがに小型のものに、“ぶつける”のが難しいため、このような手段になったのかと思います。

 

【ドローン空母】

ついに“ドローン空母”なるものが開発されたみたいです。

これは、大型の長距離用ドローン(母機)に小型のドローン(子機)6機を搭載して目標付近まで運び、切り離すというなんかの映画にでてきそうなシロモノです。

今までは1000kmを超える目標には大型機による単体攻撃しかできなかったのですが、これを使えば遠方にある複数目標への同時攻撃が可能になります。

【光ファイバードローン】

EW(電子戦)によるジャミングでドローンの無線誘導が妨害されるため、光ファイバーケーブルを使った有線誘導のドローンです。

誘導範囲は10kmなので、無線誘導とそんなに変わりませんがジャミングには効果的です。

ただ、10kmもケーブルを引きずるので断線やケーブルを辿っていかれてオペレーターの居場所を特定されやすいような気がしますが…。

【機銃搭載ドローン】

以前、ATGMを搭載したドローンがありましたが、その別バージョンで機関銃を搭載したものです。

でもすぐに弾切れになりそうな気がしますが、どうなんでしょう?

【自律AI搭載FPVドローン】

現在、ウクライナ軍で本格運用され始めているのが、この自律AI搭載FPV自爆型ドローンです。初期誘導は従来通りオペレーターが行いますが、目標をロックオンすると後はジャミングされて誘導電波が切断されても、自律飛行(視覚航法)し目標を攻撃します。

例えるなら、AIM-120 AMRAAMのドローン版という感じですか。

人間が制御するFPVドローンの命中率が20〜40%なのに対して、このAI終末誘導システムの場合、初期配備段階で100%の命中率だそうで…。

しかも数百ドルという超リーズナブルなお値段

将来的には、目標の弱部(戦車であれば、弾薬収納庫や砲塔基部、ハッチ開口部等)をAIが自動判別してピンポイントで攻撃可能となるようです。

そのうち、偵察ドローン・衛星からの情報を元に、発進は自動、初期誘導はドローン・衛星、終末誘導はAI、人間はただドローンを準備するだけという時が来るのかと…末恐ろしいです。

早かれ遅かれ、今後はこのAI自律型が主流になっていくと思います。

アイキャッチ画像引用:https://x.com/DefenceU/status/1858895759757754486


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