シェアハウスオーナーの江藤さん(仮名・女性)は昔から思い込みが激しく自分の考えた事柄をいつの間にか事実としてすり替えて認識して物事を進めるところがありました。
多少のことなら大目にみていた太田さん(仮名・女性)でしたが、今回は自身の視覚障害の事を軽く扱われたうえ、視覚障害があるから代わりにお金を使ってやるからよこせとの話。
「私のお金のことは私が決めるので口出ししないで下さい!それから、ここを退去することを考えてますので!では、失礼します!」
強めの口調でハッキリそう言うと太田さんは自室へ向かいました。
江藤さんはなぜ太田さんが怒ってこの場を去ったのか分からないようです。
こんなシェアハウス、さっさと出るに限る。
そう心の中で呟くと太田さんは新しく移れる所をを探すのでした。
それから数十分後、急に気持ちが悪くなり吐き気が・・。
下痢と嘔吐が同時に起こり、太田さんは暫くトイレにこもることに。
原因は夕食に出された野菜炒め。その野菜を口にした時、痛んだような味がしたのです。
また、シェアハウスオーナーの江藤さんが傷んだ食材を使って皆の食事を作ったようでした。
常備していた胃腸薬を飲むとぐったりとベッドに横になりました。
自分はいったい何をやっているのだろう。
胃腸と頭の中がグルグルして沈んだ気持ちになっていきます。
とりあえず、体を安静にして早めに眠りにつくことにしました。