雨の日には雨の中を

中級がいい

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〔これくらい人がいると、団体の活動らしくていいですね〕

一昨日はわたしが所属している『木を守るNPO・エコ21』の活動の日でした。朝8時半に天保山公園に集合し(わたしはちょっと遅れたけど)、いつものクロマツ保全活動をしました。

今回の参加者は10名。徐々に参加者が増えているのでうれしいです。だってねー、参加者が5人以下だとあまりにも寂しいんですもの。

あ、ホームページのほうもだいぶ手を入れて見やすくなった(と思う)ので、よかったら覗いてみてください。→ 『木を守るNPO・エコ21』
活動報告などはおいおいアップしていく予定です。

Dscn9853〔樹高を測定しているところ〕

うちのNPOには専門家が数名います。樹木医さんが2名とベテラン造園士、あとは大学の林学の教授や中学校の理科の先生など・・

こういう活動に初めて参加する人や経験の浅い人は、そういう専門家の方々が指導して作業を行っていきます。

わたしのように指導がなくても作業はできるけど、他の人の指導ができるほどではないレベル。つまり中級というのでしょうか。この位置にいるのはとても楽です。

自分のペースで作業ができて、時々わからないことがあったら上級者の指示を仰いで作業して・・

今回の写真が少し離れた位置からのが多いのは、少し離れた場所で1人黙々と作業をしていて、その合間に写真を撮ったからです。

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〔みなさんは熱心に説明を聞いて作業をしていました〕

今回の作業も前回の続き。まず治療する樹を選んだら、樹高と幹周を測定し、周囲2mくらいを熊手できれいにした後作業に取りかかります。

わたしは前回やりかけの樹があったので、みなさんのほうには全く近寄らず、自分の担当の樹の治療(というより手入れかな)に専念していました。

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 〔幹にこんな穴があいていたり〕  〔木くずがこんなに出ていたり〕

わたしが担当した樹はなかなか手強く、樹の芯の部分まで腐朽が進んでいて、そのため害虫が多く発生している樹です。

左の写真は幹の中の虫を、鳥が食べるためにつついて作った穴なのでしょう。この幹にはたくさんあいていました。

Dscn9858 ← こんなふうに

実際に薬を使う治療は樹木医さんしかできないので、わたしたちは腐っている部分を見つけて取り除くのが主な作業です。

マツの場合樹皮はしっかりしているけど、その中が腐っているということが多く、それは見た目ではわからないので、木槌などで叩いて見つけていきます。

ここが腐っているなとわかったら、樹皮を少しずつ剥いで、中の腐った部分をほじりだしていくのです。

樹に与えるダメージを少なくするため、剥ぐ樹皮は最小限にとどめなくてはいけないし、勢い余って健康な部位に傷をつけたりすることがないように、作業はちょっとずつコツコツと進めていかなくてはいけません。

なのでこういう作業が好きな人じゃないと続かないかも・・というのが、わたしの率直な感想。

Dscn9868〔ウバタマムシの幼虫・・約5cmくらいあります〕
この手の画像は苦手な人が多いので小さく載せますね。

今の時期の重要な作業の1つに、このウバタマムシの幼虫の駆除があります。マツを食い荒らす害虫で、この時期は幹の中で大きく成長しているので見つけやすいのです。

虫好きのわたしとしては、自分に直接害を加えたわけではないものを殺すのは胸が痛むのですが、弱っているマツを守るためにはしかたありません。心を鬼にして駆除しました。

Dscn9870 〔この樹の作業は終了〕

自分が手を入れたことで、この樹が少しでも元気になってくれたらうれしいです。

今後の様子を観察するために、自分が今まで担当した樹はすべて覚えています。そのうち本数が多くなると覚えられなくなるでしょうけれど・・

作業後、会員で今年度の計画を話し合って、できれば月1回ペースで活動しようということになりました。

わたしは土日が休めるのが数週間に1回しかないので、なかなか予定を合わせられないけど、できるだけ参加したいと思っています。

こういう作業は達成感があって楽しいんですよね。畑仕事と同じくらい好きかなぁ。。
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