熱帯魚工作箱

熱帯魚飼育関連の自作用品集

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今年のサギソウは…(2009年)

2009-03-13 22:49:06 | 育て方 (湿地植物など)

久しぶりのサギソウネタです。
そろそろ植替えをしないと芽が出る時期なのであわてて植え替えをしました。

その前に 去年の検証の結果を書いていなかったのでさらっと報告です。
鹿沼土で腰水のPHを下げようとしたのですが 大量の鹿沼土を外箱に投入したにもかかわらず 温かくなるにつれ水の蒸発が早くなって足し水(水道水)の量も多くなり鹿沼土ではPHは下がらなくなってしまい またまた失敗です。
ちなみにこの環境でシラタマホシクサとモウセンゴケは育っていました。
当然内箱の左半分に仕込んだ「段ボール」の効果も検証できませんでした。でも左半分の方がマシだったので今年もミズゴケに混ぜ込んでみます。

今年はどうやって水道水のPHを下げようかと考えていたのですが 身近にあるもので確実にPHを下げられそうな方法を思いつきました。
今年こそは 「何だか行けそうな気がする~♪~♪」
それは「ミズゴケ」を使う方法です。正確には 使うのはミズゴケでは無くミズゴケの成分が溶け込んだ「水」です。ミズゴケはホームセンターで安価で売られている圧縮されたもので構いません。
バケツに半分ほど水を入れてミズゴケを2~3つかみほど適当に投入 ミズゴケを何度もぐちゃぐちゃとつかんだりきつくしぼったりして「ミズゴケ水」を作ります。ミズゴケは生理的に強酸性なのでこれで酸性の水が簡単に作れます。あとはミズゴケをきつくしぼってから取り除いてゴミを漉し 出来あがったミズゴケ水を使って腰水のPH調整をします。PH測定試薬などで確認しながら腰水に足して目標のPH値にします。
見た目ではPH値の見当が付かないので適当に入れないで必ず試薬などで確認しながら調整します。PH測定試薬は熱帯魚ショップやホームセンターの熱帯魚用品売り場にあります。ちょくちょく測定するので試験紙ではなく試薬が経済的です。
ミズゴケ植えで育つサギソウの腰水のPHをミズゴケ水で調整するのでなんとなく大丈夫そうでしょ。
熱帯魚用の水質調整剤で下げると翌日にはPH値が戻っていたりしますがミズゴケ水で調整すると比較的PH値が安定しているので頻繁にPHを計る必要はなさそうです。
腰水が減ったらこの方法でPHを下げた水道水(塩素は抜いておきます)で足し水をします。
これでサギソウが元気に育って花が咲いてくれればいいのですが。


毎年毎年失敗していますが他の場所ではちゃんと咲いてます。









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