シリコン製のチューブ類は本来の使用方法の他にその特性を利用していろんな使い方ができます。
当ブログでは「シリコンタイプではなくシリコン!」とくどいほど書いてきたシリコンホースですがエアーホース用の6mmのものは熱帯魚ショップやホームセンターで切り売りで販売されているのを見かけるようになり、手に入りやすくなってきました。
今まで作った工作物にもこのシリコンチューブを使ったものがいろいろとあるのですが工作物の一部に使っていたりするので、シリコンチューブ関係の工作をまとめてみました。
■ジョイント
ホースやパイプを一時的に繋ぐのにシリコンチューブを切ったものをジョイントに使うと吸いつくようにぴったりと密着するので水漏れしにくくすっぽ抜けがありません。
■パッキン
固くならず押し付けるとぴったりと密着するのでパッキン代わりに使えます。画像の灯油ポンプは吸入口にシリコンチューブの切ったものを取り付けてあります。外部フィルターの排水側のダブルタップに押し付けてスターターとして使っています。
発酵式CO2添加に使うペットボトルの蓋の加工にもシリコンチューブをパッキンにしてジョイントを固定すると作ってすぐに使える上、漏れもありません。
作り方はこちらです。
■輪ゴム
太めのシリコンチューブをよく切れるハサミで細く輪切りにして輪ゴムとして使います。本物の輪ゴムほどは伸びないので用途は限られますが、いつの間にか溶けてちぎれていた…なんてことはありません。
適当な長さのシリコンチューブを輪になるように結べば大きな輪ゴム代わりとして使えます。
■自作逆流防止弁
先に栓をしたシリコンチューブの側面にハサミで切り込みを入れることにより逆流防止弁になります。スリットはチューブに対して平行では無く直角に入れます。横向きで使用したり振ったりすると機能しないことがあります。
作り方はこちらです。
■自作エアーストーン
目詰まりしても簡単に元に戻せるものを考えて作りました。
ブラインシュリンプの孵化用にエアーストーンを使うとぬめりがエアーストーンに付着してすぐに目詰まりしてしまいますが、拭き取ったぐらいでは目詰まりは解消できません。このシリコンチューブエアーストーンだと雑巾などでしごくように拭うと汚れを簡単に落とすことができるので面倒なハイター漬けの必要がありません。
作り方はこちらの記事の中にあります。
■プラパイプを曲げる道具
これも熱に強い、弾力があるというシリコンの特性を利用しています。
シリコンチューブをパイプの中に差し込んでからパイプを曲げると折れ曲がらずにきれいに曲げることができます。
製作記事と使い方はこちらです。
エーハイムパイプの曲げ方はこちらです。
こうやって改めて考えてみると 私の工作はシリコンチューブとプラパイプ無しでは考えられませんね。
シリコンチューブが固くなりにくいとはいえCO2ストーンの接続に使っている場合は念のため定期的に交換しましょう。
私は外径13mmの塩ビパイプを使うのですが、
少し肉厚のためか、外径10mmのシリコンパイプが入りません。
サラダオイルを塗ってもムリでした(笑)。
ホームセンターではこの下は外径6mmになってしまってこれではスカスカです 。
仕方が無いので塩つめて曲げました。
アクリルパイプは外径12mmなのでホースとのマッチが・・・。
帯に短したすきに長し・・・orz。
ムフフフ…私はシリコンチューブを1~2mm単位の太さでで各種揃えています。
10mmチューブを通す方法はありますよ。
チューブの両端にタコ糸をきつく縛ります。両端に紐の付いたソーセージ状ですね。片方のタコ糸は曲げたいパイプより長い目にしておきます。長い方のタコ糸をパイプに通してから握り(この状態ではシリコンチューブは引っ張っても入りません)もう片方をどこかに結ぶか足で踏んで固定します。手-タコ糸-パイプ-タコ糸-シリコンチューブ-タコ糸-足で踏む ですね。タコ糸をぐいっと引っ張るとシリコンチューブが伸びて細くなります。このままの状態でパイプをスライドさせてシリコンチューブに被せます。これで通るはずです。
分かりにくい説明ですみません。
☆満遍なく石鹸水を塗っておかないと抜けにくくなりますよ。