熱帯魚工作箱

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苔玉 浮舟式バージョン 容器編

2011-01-10 12:21:58 | 育て方 (湿地植物など)
前記事で作った苔玉の容器になる「浮舟式」の部分の製作です。
 
「浮舟式栽培箱」については 考案された「東谷山のお猿さん」のHPをご覧ください。


まず準備する容器ですが 水量を確保したいので 深めの容器を用意します。発泡スチロール製のフロートがスムーズに上下するように角柱か円柱の容器が必要です。 



厚さ3cmぐらいの発泡スチロールを容器に合わせて切ります。苔玉が安定するように発泡スチロールの真ん中あたりを少し削り取り 中心に穴を開けます。苔玉を載せてみてフロートが浮きすぎならもう少し発泡スチロールの中心を掘り下げて浮力を調整します。



発泡スチロールの厚さは少なくとも3cmは必要で容器にきっちり入る大きさに作る必要があります。
フロートが小さいと重い苔玉を載せるので不安定な状態になります。容器にきっちり入りかつスムーズに動く大きさでフロートを作らないと苔玉を載せたとたんにフロートがひっくり返ってしまいます。 

苔玉が安定して吸水するように苔玉の下にミズゴケを敷きます この時 底穴の中にもミズゴケを詰め込んでおきます。 



容器に水を入れ セットした苔玉を浮かべて完成です。 



しばらくすると発泡スチロールにピートの色や汚れが付着するので 使う前にブラウン系の塗料で塗っておくと汚れが目立ちません。





補足

今回の工作ではフロートの大きさを容器の内径きっちりに作る必要があるのとフロートがどうしても少し傾いた状態になるので見た目の安定感に欠けます。 そこで ひっくり返りにくいフロートを考えてみました(作り方が複雑になりますが…)

3cm厚のフロートを発泡スチロールの板から2枚切り出します。1枚は上記と同じものを作り もう一枚はくり抜いて筒状にして片面に鉢底用ネットを貼ります。





くり抜いた方の発泡スチロールに重りとして大磯を詰め もう一枚の発泡スチロールを重ねるように接着剤で貼り付けて出来上がりです。





フロートの下部に重りが入っているので安定しています 大きめの容器に浮かべてもフロートがひっくり返りにくいので容器の選択肢が増えます。






実際に手元にあった使えそうな植物で作って 数か月様子をみました。

ロタラ
水上葉を大量にぐるぐる巻きにしました。 芽が出始めると成長が早いので頻繁なトリミングが必要なうえハダニが付きました。トリミングだけでは見栄えのする状態にはならず 時々テグスで巻きなおす必要があります。
現在はみすぼらしい状態なので画像は取っていません。他の植物との寄せ植えを試してみます。

デンジソウ
これもランナーが外へ伸びるので時々テグスを巻き足す必要があります。肥料を入れずに作って小さめに育てるとなかなかいいかも?



ミズゴケ
これはピートモスを使わずに ミズゴケの下部をまとめてから丸めただけですが成長が穏やかなので結構気に入っています。
日陰で育った細めのミズゴケを選んで テグスはふんわりとかろうじて形がまとまる程度にゆる〜く巻くと枯れずに育ちます。





ホームセンターで買ったミミカキグサ
植え替えをした時に余ったものを貼り付けてみました。ゆっくりと成長していますがまだ花は咲いていません。今のところまったく見栄えがしませんが花が咲くのを期待しています。


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