革命的で非連続的な交代
パラダイムとは、ある時代や分野において支配的規範となる「物の見方や捉え方」のこと。
パラダイムというものは時に、"革命的で非連続的な交代" を遂げることがある。それは一体、どのような時に起こるのでしょうか――。
危機感の高まり
危機が訪れて混乱が深刻になると、人々は大きな変化を期待する。そして、それを受け入れる準備ができると事態は次のように動く。
危機を乗り切る新しい方法を模索する人が増え、パラダイム・シフトが起こる可能性が高まる。
危機感が高まると、危機を乗り切るには今までのやり方を根本から変えなければならないと思う人が増えて、既存のパラダイムを変えるチャンスが広がる。
ここまでくると、物事が根本から変わってしまう舞台が整う。そして、次のステップが始まる。
【ステップ1】
確立されていたパラダイムがうまく機能しなくなる。
【ステップ2】
それに気付いた人達は、既存のルール(パラダイム)に疑問を抱くようになる。
【ステップ3】
既存のパラダイムを遵守している人達が自信を喪失してくると、混乱が深まる。
【ステップ4】
新しいパラダイムの創造者や発見者が、問題解決に乗り出す。
【ステップ5】
新旧のパラダイムの対立が表面化してくると、ますます混乱は深まる。
【ステップ6】
混乱に巻き込まれた人達はすっかり狼狽し、明確な解決策を求める。
【ステップ7】
既存のパラダイムで解決できなかった問題が新しいパラダイムによって解決されていく。
【ステップ8】
一部の人達が信念に基づいて、新しいパラダイムを受け入れるようになる。
【ステップ9】
新しいパラダイムの支持者が増え、資金基盤が固まってくると、新しいパラダイムには勢いがつく。
【ステップ10】
新しいパラダイムによって、次々と問題が解決されていき、混乱していた人達が新しい世界に対応できる方法を見つけると、混乱は治まっていく。
【記事引用】「パラダイムの魔力」
【画像引用】「All Posters」「FOTOSEARCH」