二本松展望地
標茶町にある展望地で、目の前を流れる釧路川と雄大な湿原のパノラマを楽しめる知る人ぞ知る穴場の展望スポット。
展望地への行き方とそこからの眺望を紹介します――。
展望地への行き方
【入り口まで】
国道391号線からコッタロ湿原展望台へ続く道路「道道1060号クチョロ原野塘路線」に入ります。
塘路駅で貸し出しをしているレンタサイクルで来ることもできますが、対向車や後続車の砂埃が凄まじいのでご注意を。
道は砂利道のダートで、丸く陥没した穴があちこちに開いていてかなりの悪路。しかも、車1台がギリギリ通れる幅なので、すれ違う際は注意が必要。
二本松展望地への入り口の目印は、ダートを車で2分ほど走っていると見えてくる二本松橋。
その二本松橋の50mほど手前の右側にある小高い丘が二本松展望地。丘の前に駐車スペースがあるので、車はここに停めます。
道中、自転車で走行している人を見かけたら、巻き上げる砂埃を極力少なくするため、すれ違う際はスピードを落としましょう。
【展望地まで】
車を停めたら、駐車スペースの右側に林道への入り口があるので、そこに入ります。雨が降った後などは道が結構ぬかるんでいるので注意。
林道を歩いているとY字路に差し掛かりますが、ここは左折します。
さらに歩くと、道の両側に木が植えられている場所があるので、その間を進みます。その先が丘になってまして、そこを登りきると二本松展望地に到着します。
かなり急な坂道になっているので、下の砂地で滑りやすいので注意。
二本松展望地からの眺望
目の前を蛇行しながら流れる釧路川と雄大に広がる湿原のパノラマが素晴らしく、晴れた日には釧路市街まで見渡すことができます。
名称は、展望地近くに2本のトドマツが生えていることに由来する。遠い昔、釧路川を渡ろうとしたアイヌの神様がこの場所で休憩中に植えたという伝説も。
列車の出発時刻に合わせれば、湿原の中を走る「くしろ湿原ノロッコ号」や「SL冬の湿原号」もを観ることもできます。
展望地の裏側に林へ通じる道があり、その道を数分歩くと崖に差し掛かり、そこから眼下に蛇行して流れる釧路川を見ることできます。
二本松展望地は展望台ではないので、目の前が崖になっているにも関わらず転落防止用の柵はありません。
各自、緊張感を持って自己責任で鑑賞して下さい。
編集後記
展望地周辺には二本松展望地に関する標識や看板は一切なく、事前情報がないとまず通り過ぎてしまいます。しかも、展望地への入り口もちょっとわかりずらい。
雄大な景色を楽しめるのにガイドブックなどには載っていないので、展望地を整備して展望台にして観光客を呼び込む工夫をしたらいいのにと思います。
なお、ダートでスピードを出しすぎるとスリップしてコントロールが効かなくなるので注意!
【記事引用】 「二本松展望地」