海辺のカフェMARZO

都会の片隅で気ままに暮らすがんサバイバーの記録

クリニックとはだいぶちがった総合病院の大腸内視鏡検査

2024-12-12 21:29:25 | 日記
健康診断で便潜血陽性が出て3年間
うちの近くの内視鏡専門のクリニックで診てもらい
総合病院に紹介されていました。

潰瘍性大腸炎で難病認定。

便秘も下痢もほとんどない
割と毎日ちゃんとでるのに意外でした。



これまで3年間は、前夜に下剤、
当日朝からスポーツドリンクみたいな腸洗浄のお薬を
2Lくらいの水でとかして飲み、
昼頃からクリニックに行きました。

今回は総合病院で朝から「みんなで」飲む。
控室にはもうとかしたお薬があって、
紙コップでグイグイ飲んでいきます。

60以上のおじさまたちがほとんど。
不思議な光景です。

クリニックでは麻酔で眠っている間に検査と
必要であれば組織採取が終わったりしますが
この総合病院ではお尻に少し麻酔を塗って
「目覚めたまま」実況を受けながら検査でした。

検査室は3つあり、それぞれに医師と看護師がいます。
検査着に着替えた患者が次々やってきて
どんどん検査をするスタイル。
仲間がいるので正直心強い。

私の検査を担当してくださった医師は
2万人以上診てきたとのこと。
内視鏡を操作する手の感触で、
今は大腸のどのあたりかわかるそうです。
すごい!


そして結果、

新たに組織を採取する必要なし!

潰瘍性大腸炎になっているところも
だいぶ良くなって来ている。
まずはこれを維持しましょう!
とのこと。

毎朝飲んでいるお薬を続けることと
ストレスの少ない生活
リラックスを心がけること。

がん手術で癒着が起きていたり
腸が長いのでガスが溜まりやすい。

水分をこまめにとって
よく噛んで食べてね、と
アドバイスがありました。

大腸の健康が確認できて一安心。

一年前の今日は同じ病院で
開腹手術を受けたばかりで入院中。
ほとんどお湯のおもゆを食べていました。

1年でここまで来れました。

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ジェノバの「海の人々の店」

2024-10-29 08:23:16 | 日記
行った事ないのに何故か懐かしくてうれしくて涙が出てきちゃった。

ルカーダ:海の人々の店
2024/04/30
Nonna Angela, la figlia Michela e la nipote Elena - 3 generazioni su 5 di un'attività di famiglia dal 1920 - raccontano il passato, il presente ed il futuro di quella che è da molti conosciuta come la bottega della gente di mare.
ノンナ・アンジェラ、娘のミケーラ、そして孫娘のエレナ——1920年から続く家族経営の事業の5世代中の3世代が、海の人々の店として知られるこの場所の過去、現在、そして未来を語ります。


HPもありました。


ルカーダは、ジェノバの旧市街の中心部にある「リパ・マリス」の中世のポルティコの下に位置する衣料品店です。このリグリアの街では、海の香りと港の音が混ざり合い、地中海全体の交通の要所としての歴史があります。しかし、ルカーダは家族経営であり、伝統的かつ歴史的な店舗でもあります。1920年からルカーダ家が経営を続けています。

すべては、ヴェネト州のスキオから来たジュゼッペが、ヴィア・XX・セッテンブレに布地店を開いたことから始まりました。その店は、7つの入り口があるため「ダ・エ・セッテ・ポルテ」と呼ばれていました。その後、息子のミンモが、戦争から帰還し、工房で技術を学んだ後、1920年にソットリパに作業服の小さな店を開きました。これが海員や漁師、そして全てのジェノヴェーゼ向けのカジュアル/スポーティな服を提供するルカーダの始まりです。

その後、息子たちのセルジオ、ジョルジオ、ミレッラが店の名前と製品を世界に広め、ジェノバの海のスタイルを身にまとわせました。現在は、セルジオの娘ミケーラとその娘エレナが4世代目と5世代目を代表しています。

ルカーダは、街で初めてジーンズを販売した店であり、有名な「ボクサー」シャツ(ギャラリー・ラファイエットにも展示)や鮮やかな色のメンズパンツ、ダブルブレストの青いジャケット、ストライプのボート用Tシャツ、そして伝説のピドッキエレ(粗いウールの海員用セーター)を取り扱っていました。特に、ルカーダは1950年代から1980年代にかけて港や航運会社の重要な拠点でした。地中海のフェリー、カンガルーライン、エスプレスライン、イタリア社、ロイド・トリエスティーノ、ティレニアなど、当時の多くの航運会社が、船員向けの衣料品を調達するためにこの店を利用していました。ルカーダは、作業員から漁師、乗組員、船主の子供たちまで、すべての人々を服装で飾っていました。

ジェノバ市は、特定の衣料品に関する重要な拠点としてルカーダを認識しており、この店は市の歴史を刻み、ジェノヴェーゼのファッションやトレンドを形成してきました。これにより、店は市と商工会議所から「歴史的な店」として認定されています。海や港との関わりから、ルカーダはしばしば「海の人々の店」と呼ばれています。
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1年ぶりに水族館に行きました

2024-10-26 12:00:04 | 日記
1年ぶりに水族館にいきました。
半年に1回くらいは行きたいです。
治療のためとはいえ、我ながらよくがまんしました。

動物園の動物もそうだけど水族館の魚は
毎日訪れるいろんな人間を見て何かを感じるのか。
水族館の場合はアクリル板で遮られているから
私たちが普段見ているテレビみたいな感じなのか。

そんなことは帰ってから考えていて
水族館にいる間はひたすらお魚さんたちを
見ているだけで楽しいのでした。
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眺めの良い水辺を散歩

2024-09-12 10:33:39 | 日記
9月も半ばに差し掛かるというのに
連日の予想最高気温は週末までずっと35℃!
陽が傾いてから散歩しています。

英国皇太子妃も化学療法を終えられ今後ご公務を増やしたいとのこと。
私めも二つ目の連休明けには休職者リストから外れます。

過去最高に暑かった夏の名残はまだまだありますが
みなさま素晴らしい秋を迎えられますように。
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がん治療完了までの366日

2024-08-31 09:12:12 | 日記
手術の後の予防的な化学療法がおわって1ヶ月。
晴れて治療完了です。

がんそのもので痛みが起きることは
一度もなかったのですが
1年前には貧血は2回ほど。
抗がん剤6回で手足のしびれと
腕脚の皮膚のゴワつき脱毛など
治療の方がダメージ大きい。

そんなこと言っていられるのも
がんが小さいうちに見つかったから。
ありがたいこと。

もしも「人生をやり直せるならいつに戻りたい?」と聞かれたら
私にとって、ここまでの癌治療を終えた
今の自分以上に素晴らしい人はいないので
戻りたくはありません。
(ここに戻れるタイムマシンなら話は別!)

これは去年、2023年のちょうど今日くらい。

昨年夏は例年通りの旅を終え
秋には勤続15年のご褒美休暇直前に大出血しつつ🌊と🐼堪能。
からのポリープ切除でがん発見
クリスマス前の開腹手術。

年明け〜バレンタイン前のセカンドオピニオン
立春後から立秋前までの化学療法

実はまだ終わった実感がちょっと薄くて、
ちょっとずつしか冒険ができない。



ちなみに、もしも再発しても
「ここまでキッツイ治療はない」とのこと。

癌治療のセオリーとして、
ステージ1でない場合の初回の治療は
しっかり撃つ!という感じらしい。

がん治療と副作用対策は
一昔前のドラマのイメージと違って
うんと進化している。

膨大な数の患者先輩と医師・医療者たちの
努力で築き上げられてきたもの。
自分のがんが比較的その定型にはまって
大きく困窮することなく来れたのは
たくさんの先人のお陰。

同じがん、別のがん
たくさんのがんサバイバーがいます。
(告知を受けたところから「サバイバー」)
ステージ4は全身への拡大とはいえ
そこから生還する人たちも多数います。

がんは十人十色でがんの種類やステージでは
その後の展開は全く分かりません。

不謹慎に聞こえたらすみません。

がん治療完了までの366日を経験した感想。
私にとってがんは
新しいゲームへの招待状でした。
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