海辺のカフェMARZO

都会の片隅で気ままに暮らすがんサバイバーの記録

休養。パンダみたいに過ごす

2024-07-26 17:25:00 | 日記
「抗がん剤治療6回」のミッションを終えていよいよ、点滴後3~10日の副作用祭りを迎えました。

手首足首から先のシビレ
背腹腰ピキピキ筋肉痛

さいわい食欲あります。
パンダみたいにゴロゴロしたり遊びながら
もりもり食べ続けて今回も回復します。

南紀白浜
パンダまた見に行きたいな。

完走できた6回の化学療法

2024-07-25 17:11:06 | 日記
今日も猛暑です。途中寄り道してフルーツポンチを食べちゃいました。たった1個の巨峰が舌と歯を黒っぽく染めました。治療直後の口の中で化学反応を起こしたとか?

1Lの北アルプスの天然水と紙コップを持って日陰から日陰へと歩き、途中で何度も休憩、水分補給しながら帰宅しました。

がんも、がん以外も話題にできる仮想の海辺のカフェMARZO
店主です。

本日は一旦の治療が終わったご報告です。

ここから約1ヶ月、血液と尿検査で
回復が確認できたら復職!

おかげさまで無事に予定していた最終回、6回目の化学療法も「問題なく薬を点滴する」ところまで漕ぎ着けました。

始める前の病院の薬剤師さんの話では、完遂できるのは約7割とのこと(完遂する必要がない場合、お薬を変更する場合などもあるので10割でなくても良いもの)。できるところまでやってみよう、という気持ちでしたが、出来ました☺️。


かつてのイメージとはかなり異なる
がん治療

近くのクリニックから紹介された、がん専門ではない総合病院で「診察・診断・検査・手術・抗がん剤治療」まで受けて来ました。

病棟の同じフロアには女性のみですが、さまざまな疾病の治療、正常分娩を含む出産のために多くの患者さんがいました。廊下を歩く時、看護師さん・病院スタッフ以外では多分、私が一番早く歩く患者だったのでは、と思うほど「元気」な部類のがん患者でした。

しかし1回目の抗がん剤は、さすが劇物。点滴前に先に吐き気止め3種類混合の点滴、ついでアレルギー止め2種類混合の点滴、そして抗がん剤1つ目3時間、2つ目1時間。最後に点滴の管の中の抗がん剤を全て注入するための生理食塩水50mL。吐き気は全く感じませんでしたが、その他の副作用が次々と起きて、点滴翌日からびっくりする1ヶ月でした。
(※TC療法。実施方法は医療機関やがんの部位やステージ、患者の体質・体重・病状により異なると思います。)

この点滴を3〜4週間おきに行います。

脱毛は最大の壁です。拒否したい気持ちもわかります。それでも6回を終えてみるとなんとなく慣れました。途中やむを得ず点滴の間隔が開いた時、うっすら全部生え始めたので、思ったより早く髪が生えてくるのだと思います。(女性だからそう言えるのかも・・・)

その他の副作用は、1週間から10日間ほど続く筋肉痛(人にっては倦怠感)、手足の痺れ・麻痺。自分では気づきにくい14日目くらいまでゆっくり減って回復していく血液中の白血球数など。点滴後は毎週通院して血液と尿の検査をし、貧血に対応するお薬の処方や血球数を回復させる皮下注射など、必要な処置や治療が加わります。

これまでのところ「定型の範囲内」の対応でなんとかなって来たので、ここから先も穏やかに進めたらいいなと思います。

(2024年2月からの闘病の記録はこちら

退院したら老化した体を巻き戻す!

2024-07-22 00:00:00 | 日記
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まもなく抗がん剤治療の最終回。
週明けに入院します。
これが終われば経過観察になる予定です。

仕事を離れていろいろ鈍ってるし、尚且つ
抗がん剤治療を受けて
全身に大きな負荷がかかっているので
老化が進んでいる気がしています。
終わったら速やかに運動や散歩や旅行で
老化した頭と体を巻き戻します!


参考:なぜがんで老化が早まる?専門医が解説(がん防災チャンネル)


医療は高水準。でもその後は

2024-07-21 00:00:00 | 日記
下腹部のがんで手術を受け、続いて補助的な化学療法を受けております。毎週の通院が楽しくて仕方ありません。毎回新生児を連れてお母さんやご家族がやってくるのです。新生児独特の「人種を超えて同じ」あの鳴き声を聴くチャンスもあるのです(⋆´艸`)。

がん患者と、なりたてママ。
日々の何気ないことから喜びを再発見したり。
後戻りできない状況。立ちはだかる社会の壁。
意外と共通点あるのかもとふと思った次第。


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今日は、高水準の医療を受けたその後のこと。
出産は今なお母子ともに命懸けのことではありますが、医療の進歩により救える確率は高くなっています。がん治療もまた、命を救える確率はどんどん高まっています。

日本は世界でも高い水準の医療を誇りますが、命の危機を超えた後のサポートはもっと伸び代がありそうです。職場復帰しようとしているがん患者よりも出産後の女性の方が厳しいこともありそうです。



「産後にケアするべきなのは、お母さんの身体的なダメージだけではありません。
一概には言えませんが、「産後うつ」も産後の1カ月間をどう過ごすかで防げる場合があります。体と心の両方をケアして回復させていくことが、将来の子どもとの関係性にも深く影響するんです。」

誰にも頼れない、相談できない状況で、不安を抱えているお母さんが多いのは間違いありません。

「がん患者よりも出産後の女性の方が厳しい」と言ったのは、出産育児については「女性ならできるでしょ?」という社会の思い込みに加えて昨今は「女性も働き続けて当たり前」という風潮がまだまだ世の中にはありそうで。

がん患者になって分かりました。
「助けて」と言いやすい。
言えばほぼ助けてもらえる。

でもお母さんは、もしかしたらこんなに言いやすくないし、助けてもらえないことも多いかも知れない、と思ったのでした。


術後補助化学療法中が実はしあわせ

2024-07-20 00:00:00 | 日記
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今日は、今の抗がん剤治療が終わってからが本当の勝負だ!というお話。

気づいてしまった。

「抗がん剤のあと、はいシビレきました。つぎ筋肉痛きました。楽になってきた?そう思う?いやいや白血球がうんと減っていますから。回復した?と思ったら次の抗がん剤」「2回目は脱毛も始まるよ〜」と次から次へ起こる副作用。

食べて、水分とって、寝て起きてが精一杯の1から4回目。ところが5回目あたりに、気づいてしまいました。

手術から間をおかずに抗がん剤治療開始。こうして毎月入院してたくさんの看護師さんのサポートを受け、毎週主治医に血液検査の結果を聞き、3ヶ月ごとの細胞診、半年ごとのCT。いわば「攻め」の治療をしている間は比較的安心です。

この治療、6回が終わったら、野に放たれる。いつか再発するかもしれない。別の場所にがんが見つかるかも知れない。たくましい想像力がその光景を連想し始める。

ガーン。今の方がいいじゃん。
治療が終わっちゃう。



ちょっと涙しました。
でも、ご飯を食べたら直りました。

よく考えると、
今までがんが見つかってない人とそれほど大きく変わらないかも知れません。
再発はするかも知れないし、しないかも知れない。

今のところ、この「ガーン」から「しないかも知れない」までを
毎日のように行ったり来たりしています。
今後もご飯をしっかり食べようと思います。