手術の後の予防的な化学療法がおわって1ヶ月。
晴れて治療完了です。
がんそのもので痛みが起きることは
一度もなかったのですが
1年前には貧血は2回ほど。
抗がん剤6回で手足のしびれと
腕脚の皮膚のゴワつき脱毛など
治療の方がダメージ大きい。
そんなこと言っていられるのも
がんが小さいうちに見つかったから。
ありがたいこと。
もしも「人生をやり直せるならいつに戻りたい?」と聞かれたら
私にとって、ここまでの癌治療を終えた
今の自分以上に素晴らしい人はいないので
戻りたくはありません。
(ここに戻れるタイムマシンなら話は別!)
これは去年、2023年のちょうど今日くらい。
昨年夏は例年通りの旅を終え
秋には勤続15年のご褒美休暇直前に大出血しつつ🌊と🐼堪能。
からのポリープ切除でがん発見
クリスマス前の開腹手術。
年明け〜バレンタイン前のセカンドオピニオン
立春後から立秋前までの化学療法
実はまだ終わった実感がちょっと薄くて、
ちょっとずつしか冒険ができない。
ちなみに、もしも再発しても
「ここまでキッツイ治療はない」とのこと。
癌治療のセオリーとして、
ステージ1でない場合の初回の治療は
しっかり撃つ!という感じらしい。
がん治療と副作用対策は
一昔前のドラマのイメージと違って
うんと進化している。
膨大な数の患者先輩と医師・医療者たちの
努力で築き上げられてきたもの。
自分のがんが比較的その定型にはまって
大きく困窮することなく来れたのは
たくさんの先人のお陰。
同じがん、別のがん
たくさんのがんサバイバーがいます。
(告知を受けたところから「サバイバー」)
ステージ4は全身への拡大とはいえ
そこから生還する人たちも多数います。
がんは十人十色でがんの種類やステージでは
その後の展開は全く分かりません。
不謹慎に聞こえたらすみません。
がん治療完了までの366日を経験した感想。
私にとってがんは
新しいゲームへの招待状でした。