がんも話題にできる仮想の海辺のカフェMARZO
店主です。
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続きです。
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11月のポリープ切除後の退院時、今後、出血は解消しますよ。病院からの連絡もなく、自身も何もなければ2週間後の予約の日に来てくださいね、と主治医から言われていて、その際に見せてもらったポリープの写真と帰宅後にネット検索したポリープの写真が同じだったので全く心配はしておらず。予定より早く「明日来れますか?」と電話があった後も、診察室で話を聞くまでがんの告知を受けるとは全く思っていませんでした。
例えば「不正出血」をネット検索すると、
子宮に原因がある主な病気は、
子宮内膜ポリープ、子宮腺筋症、子宮筋腫、子宮頸がん、子宮体がんなど
子宮以外に原因がある主な病気は、
血液凝固の異常、排卵障害、ホルモン剤の投与など
とあります。クリニックの医師はエコー検査で「子宮筋腫」と言っていたし、大きな病院で子宮鏡下でポリープを取ってもらったのだから、これで完了、と思っていました。かたまりが出たのは「血液凝固の異常」で年齢的にホルモンの変化で起きていると考えていました。組織検査でがんが見つからなければ、それで正解でした。
「良くないものが出てしまいました」
診察室で担当医が話し始めました。
「でも顔つきがいい。類内膜がんというタイプで、グレードは1(G1)。進行は遅いタイプなんです。」
看護師がそっと差し出した箱ティッシュから
1枚取って目に当て
医師(女医)に背中を撫でられながら、
かおつき。るいないまく。ぐれーど。
すてーじとはまた違うのかな。むむ。
顔を上げ
「大丈夫です。続けてください。」
「手術で取り切れるか調べるので急いで画像検査を3つ受けて欲しいんです。」
がんの広がりを調べるCTなどの予約の電話を医師が直々に始めました。同じ日に2つできないため、翌日から1日おきです。手際よく看護師も援助してあっという間に予約完了しました。
その「手際の良さ」に、少し安心を覚えました。これはきっとそれほど特別なことではない。この人たちはやり方をよく知っているから大丈夫、と。
そして、不安よりも、これからの新しい展開に不謹慎ながらワクワクしていました。多分、大きな責任など担っていない気ままな一人暮らしだからでしょう。
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