やや久しぶりの投稿となります。
エッセーも応募できて、後は結果を待つのみです。
さて、今日は前回の続きで、好きなタイプの逆だった彼の話をしようと思います。
交際するようになったものの、彼は壊滅的に気が利かない男でした。おそらく、相手の立場に立って考えるのが苦手なのでしょう。
(これも後に大波乱を生む)
交際経験なしを差し引いても本当に酷すぎる有り様でした。
例えば、同棲しているとき、私が体調不良で寝ていたら、「俺も疲れた」と言って隣で寝られたことがあります。
大丈夫?的なものもなく…(´TωT`)
結局、自分のおかゆを自分で作るという苦い経験をしました。
そもそも看病するという概念がない彼には悪気はありません。だからたちが悪いのです。
(後に反省して自発的におかゆを作ってくれるようになった)
実家では何でもしてもらえる環境にいて、自立から遠い生活を送っていたことが原因だと思います。
じっと座っているだけで何でもしてもらえるなら、気が利かなくてもいいですからね。
散々甘やかされて育ってきて、実家ではそれで通用したとしても、当然私の前では通用しません。誰も彼を叱らないのなら、私がその役割を担うしかなかったのです。これからふたりでやっていくならなおさら、彼にも主体的に動いてもらわないと、私の負担が重すぎて大変ですから。
(すでにキャパオーバーで体調を崩したこともある)
彼への教育方針も一筋縄ではいかず、いろいろ悩んだ結果、心理学で学んだ実験にヒントを得て、なんちゃって条件付けをすることにしました。
(ちなみに、心理学では犬やネズミを対象にやっていた実験)
言葉で伝わらない&想像できない&自分で考えて行動してほしいという理由から、気を利かせてほしいタイミングで指を鳴らして合図するという方法を取りました。
それで何かしてくれたら褒めたり、できなかったらヒントを出しつつアドバイスしたりして、経験を積んでもらいます。
犬に芸を仕込むような感覚ですが、一般人と感覚のズレている彼には効果絶大でした。
パチンと鳴らすと、彼が何かしようと動くということを続けていくうちに、空のコップに水を入れてくれたり、紙ナプキンを渡してくれたりと、気を効かせる行動を少しずつしてくれるようになったのです。
やり始めたころは指を鳴らしっぱなしでした。
でも、パチンと音が鳴れば、なんだなんだといろいろ考えて行動してれる彼が微笑ましかったりもしました。
私の考えた方法によって、今では指を鳴らさなくても気を利かせてくれるようになりました笑
こんな感じで、好きなタイプの逆だった彼は、私の中の常識から大きく外れていました。
(これくらいは序の口ですよ)
彼と接するときは、まずは自分の常識をぶち破ることから始めなければなりませんでした。
これが結構大変ですが、そのおかげでいろんな世界を知ることができました。
それでも、正直彼と接するとしんどくなることも多かったですね。
この辺のユニークな話もおいおいしていけたらと思います。
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