お待たせしました。ブログを書く決心がついたのでこの前の続きを書きます。
今回はかなりショッキングな内容になるので、お気をつけください。
前回、彼との別れ話が出た話を書きました。
彼のとんでもない行動とは、ベランダから飛び降りたことです。当時2階に住んでいたのと、下のプランターで1回バウンドしたので生死に関わるようなことはありませんでした。
鈍い音を聞いて私は腰が抜けてしまい、すぐに動くことができませんでした。それでも立ち上がりベランダから下を見下ろしました。
ぐったりとした彼の脚だけが見え、恐怖に身がすくんだのを今も覚えています。
我に返って外に飛び出しました。
彼は放心状態で座っていました。閑静な住宅街でしたが、誰も助けてくれなかったのかと思うと、彼がかわいそうにも思いました。
目立った外傷もなく、彼の意識もはっきりしていたのが不幸中の幸いでした。
それでも額と足の裏に軽傷、腕にヒビですが…
救急車が来ていろいろ聞かれました。私が本当のことを言ったので、警察も来ました。
一緒に救急車に乗り込み病院へ。
病院で私は別室に案内され、警察官に事情聴取されました。状況的にも、私が加害者のようなもの。そう言う目で見られたのがショックでした。
きちんと説明したことで、DV案件となり、私と彼はそのまま引き離され、もうふたりで会わないと書面に書きました。
私は彼の両親に電話し、事情の説明もしました。彼の母親はその場でパニックになり、さらに私の心はえぐられました。
私の母も来て、彼の両親と部屋を引き払う話をしていました。これが夢だった同棲生活の結末です。
その日は家に帰ることができず、そのまま実家へ帰りました。
最後に見た彼の背中がひどく落ち込んでいたのが印象的でした。
私と彼の間で起きたことは、他の人の理解に及ばないことです。結果だけを見れば、今すぐ別れなければならないことは明白です。しかし、私も彼もまだ気持ちは残っていました。そこが私たちのおかしなところであり、歪な縁なのかもしれません。
私は、彼の衝動的な面を知っていたので、きっと後先考えずに行動した結果だと思っています。その場にいる誰もが彼の発達障害的な一面を知りません。彼の両親でさえも。それだけ彼は孤独な世界にいたのだと、彼と喧嘩する度に思っていました。
こんな地獄のような状況でも、このまま彼と引き離されたら彼は自殺するに違いないと思わずにはいられませんでした。
私は自分のことより彼のメンタルが気になって仕方ありませんでした。
後になって彼に当時のことを聞くと、なんで飛び降りたかわからないと言っていました。それに、私のことが好きな気持ちもあると。
それを聞いて、あのまま終わっていたら、やっぱり自殺してたんじゃないかと改めて思いました。
彼と縁が切れないことが良いことなのか悪いことなのかまだわかりません。ただ言えるのは、こんな大事件の後でも私と彼の関係は大きく変わっていないことです。