新幹線での失敗 続き。

前の記事からの続きです。

間違った席に座っていたことに気づいた私は、
どうしようかと、考え込みました。


東京駅は出発して、
品川駅も過ぎました。

次に停まるのは、新横浜駅。
そこで乗り込んでくるかもしれません。

ということで、
新横浜駅に着く前に、
席を移動することにしました。


隣の男性は、
東京駅を出るとすぐに、
食事のためにテーブルを使用していましたが、
すでに終了して、
テーブルは片付けられていました。


突然動くのもよくないかと思い、
駅に着こうとするときに、
「席を間違えてました」と言って席を立って、
右端の窓側から、左端の窓側へ移動しました。

自分の席に着いたという、安心感で、
ようやくホッとすることができました。


それまで私が座っていた、Ｅ席にどなたか
新横浜駅で乗り込んでくるかな、と思っていたのですが、
あらわれませんでした。

それでも
隣の男性のクラシック音楽の音もれからは
開放されたし、
隣の席（三人掛けの真ん中の席）は空いていたので、
窮屈感なく座れたし、
富士山は見えないけれど、
行きとは違う景色をみることができるし、
なにより、
自分の席という安心感があり、
落ち着くことができました。


もし、「席間違っていますよ」と指摘されたら、と思うと、
自分で気づいてよかったな、と思いました。