カネシゲタカシの野球と漫画☆夢日記

移転につき更新を停止しました。

GOD SAVE THE 長嶋~追記:ナガシマを知る野球選手とナガシマを知らない野球選手

2005年07月04日 17時41分27秒 | ☆提言・苦言・球界再編
視聴率、思ったよりも伸びなかったですね。
13.5%って…「別に」って感じの視聴率ですね。

そりゃ誰もが予想したよりも元気そうな長嶋さんの姿をテレビで見たときは、「ああ、良かったなぁ」と心から思いましたよ。

でもね、試合中はずっと「広島勝てよ、広島頑張れ!」と思い続けていました。
その方がこの先のプロ野球界にとってプラスだと思いましたから。
この10年、この人にこだわったことでプロ野球界が良くなったことなんて一度もなかったから。
きっとこの先の10年もそうでしょう。

巨人はおろか広島の選手、あるいは昼間行われた他チームの選手、果ては芸能界にまで勝手に侵食し、全国民を挙げてナガシマ復帰を祝わせるマスコミって、やっぱり程度がアレだなと。

中継中に何回「ナガシマ」って言ったのか数えてやろうかと思ったけどやめた。
推測では(「桑田」と言った回数+「ロマノ」と言った回数)×2。

今日のサンスポなんて、上位記事から内容を順番に見ただけじゃ広島の先発が誰だったのかもわからん。


いまさら言うことでもないが、結局のところ地上波でビール片手にジャイアンツ戦観て、駅売りのスポーツ新聞買ってる年齢層の大半が圧倒的な長嶋ファンってことだけでしょ?今の偏向報道の原因。
それはそれで先細りしているものの、それを上回る「市場」がサッカー日本代表ぐらいしか見つからないから手っ取り早く食いついてるだけ。
大局的な見地に立てないマスコミの日銭稼ぎ。

だれもついて行かないから、まぁせいぜい自然淘汰されるまで頑張ってね。



堀内監督が試合後にグチったという、「桑田先発に疑問?内海がダメになったからってだけだよ。あんたらマスコミが勝手にビッグゲームにしただけだろう」という発言。
これが現場の本音じゃないかな。


しかし二岡よ。
ファインプレーごときで腰痛めて途中退場って…なんだかショボイなぁ。
仁志、復帰延期?
ショボイ。
結局今の巨人って、普通に弱いチームだなぁ。
主力がそれじゃ、若手もそこそこにしか育たんわ。

阪神なんて金本がいる限り、ちょっとやそっとで休めないよ。骨折してても赤星は全力疾走だよ。
それがチームの強さってもんだろう。

そりゃ阪神の選手だって心の中では「金本さんがいるから休めないよ。ちくしょう、参ったなぁ」というボヤキがあるかもしれない。
でも、アニキの背中があるから休めない。
ボヤキながら、踏ん張りながら出る。
そしてそれが当たり前になる。
そんな先輩たちの背中を見た若手がまた強くなる。
さらにそんなチームを見たファンが感動し、球場に足を運ぶ…

まさに金本は触媒。
そんな選手を生んだ広島カープに敬礼。

ま、ジャイアンツに関しては、ダイビングキャッチでケガをしやすい人工芝には同情しますがね。




追記

いつも「!」を多用した体育会系の文体で僕を喜ばせてくださる野球解説者・村田辰美さんのブログでも長嶋復帰に関する記事がアップされていました。



長島さん復帰?

思い起こせば、昨年2月の沖縄・宜野座での出会いである。阪神のキャンプ取材に長島さんも来たのである。
 ブルペンでのネット裏(捕手の後ろ)で長島さんに声をかけられたのだ!
 あのかん高い声で「今年の阪神の投手陣の調子はどう?」とか「井川君はナンバーワン左腕だね。」などの会話をかわしたのを覚えている。

 それが夜のニュースで流れると俺の知り合いが次々と電話してきて、「村田、お前長島さんと一緒にテレビ映ってたぞ」とか「お前、長島さんと話が出来るのは凄いな」とか「何話したんだ」などの驚いた様子の会話がほとんどだった。
 俺自身もラッキーだと思ってはいたがさすが長島さんの存在感は違う!オーラを感じるし元気を貰えた気にもなる!


で、読後の雑感。
よくプロ野球選手(「元プロ野球選手」も含む)には大きく分けて二種類いると言われますよね。

それは「優勝を知る選手」と「優勝を知らない選手」だと。


日本の球界はもう一区分できますね。
それは「ナガシマを知る選手」と「ナガシマを知らない選手」という分け方。

いや、むしろ「優勝を知る」と「ナガシマを知る」では後者のほうが価値が高い可能性大。


優勝を知り、ナガシマさんを良~く知っていれば最強。
巨人の選手でなくとも、話かけられた経験があるだけでもたいしたもの。
臨時コーチなんてされようものなら天にも昇る気持ち。


しかしアレですね。
現役時代「長嶋さんは嫌いや」と発言して舌禍騒動を起こしたという阪神・岡田監督。
この図式から言えば、ものすごいアナーキスト(笑)。

本心は「もちろん尊敬している。しかしライバルチームの人間を必要以上に崇拝してどうする」ということが言いたかっただけだったそうですが、言葉足らずは相変わらずだったようで。

でも、そんな岡田はんが最近は好きだなぁ。