「何これ? 」:朝に道を聞かば~
「生者必滅の道理を無視して、百年を生きるより、
一日を生きて、この道理を熟知することのほうが
より勝れている。」 (アバダーナ物語)
「朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり」(論語)も、
同じような意味だとされています。
「朝に人がどう生きるべきかを悟ることができれば、
夕方に死んだとしても後悔はない」という解釈が一般的
です。
「どう生きるべきか」を問うているのに、
その道理が判った時には、死んでもいいとは
矛盾なのではないのでしょうか。
まあ、「道理」を突き詰めることは、それほど困難な
事であると言う主旨なのでしょうが………。
如何なる状況下にあっても、
「死ぬことが前提になるはずはない」と、
沈思黙考する、寒すぎる朝です。
*枯れ葎 早起き猫の 声かすれ
2021.01.20.moai291