「何これ? 」:正法眼蔵
「迷を大悟するは諸仏なり、悟に大迷なるは衆生なり。」
(正法眼蔵:道元)
悟りを迷っているのが凡夫(衆生)であり、
煩悩を煩悩と気づいて、そこに生きる人のことを
ここでは諸仏と言っています。
そして、「悟った上で悟りを得る人」とは、
煩悩を煩悩と気づき、そこに生きることが真の
生きる理だと気づいた人だと言えるとしています。
哲学では、「悟りに執して己れをすでに悟れりとする者こそ、
その己れが実は迷える者であることを知り得ない」と言っています。
『正法眼蔵』は、我にとっては超難解です。
まるで”メビウスの輪”の様です。
*三寒四温 風の香かすか 風に乗る
2021.01.31.moai291