きままなひととき(きなこあんぱんな日記)

ゴールデンR『きなこ(行年11歳16日)&ぱんな』&あらいぐま『あん』&日本スピッツ『にっき』のアニマル若草4姉妹です

別れは・・突然でした

2013年01月22日 | きなこ
6日振りにきなこと添い寝してた布団で寝ようと床に就きました。

すると、きなこの温もりが感じられ、その温もりは『未だ此処に来ちゃダメでしゅ!』って言っているようでした。

そう、未だ大事な事が残っていました。

心配して下さった皆様に経緯をお知らせしなくてはいけませんね



15日の夕方獣医に行ったきなままは安心して16日は4時半~17時半までお仕事をしました。
18時過ぎに帰宅をし、いつものように3匹娘達+あんちゃんが出迎えてくれました。
18時半頃おやつを与えモリモリ元気に食べる『きなこ』

疲れきったきなままは夕飯の支度が遅くなり、20時半ころ娘達にご飯にしようとした時・・・

あれ?『きなこ』が来ない・・・。

様子を見に行くと居間で丸くなって眠る『きなこ』

すると近くに真ん丸いみたらし団子大の便がコロンコロンと落ちてました。
『きなこ』の近くに有りましたがこの子がする訳が無いので最初は『ぱんな』を疑いましたが・・・『ぱんな』はさっきしたばっかり・・・。

ふと『きなこ』の尻尾を持ち上げるとそこにはもう一つ便が落ちていました。

「きなこ?」と呼ぶとだるそうな『きなこ』

慌ててパパを呼ぶ「きなこが変なのーーー!直ぐに来てーー!!」

駆けつけるパパ

これはきっとまた『心タンポナーデ』が再発したのだと疑わなかった私達

休診日でしたが慌てていつもの病院に電話するも、留守の為留守電に吹き込む
同時進行で救急病院に電話。。。するといつもの病院から折り返し電話が掛かってきました。
「どうしましたか?」
きなままは『きなこ』の症状を先生にお話しすると先生は「・・・再発ですね。救急病院に繋がったのならそちらに行った方が良いでしょう。スタッフも多いし・・・」こう仰いました。
きっと先生的にあまり思わしくない症状に一人で対応は困難と判断したのだと思います。

私達は救急病院に急ぎました。

血液を抜こうとすると・・・?抜けない・・・???

前回150cc抜けた血液が、今回は50ccも満たない量でした。。。

先生と私は顔を見合わせました

『原因は他にあるに違いない』

でも、この子は12月にドッグドックに入って全身診て貰っているんです。
臓器に問題無いし血液だって大丈夫・・・となると・・・考えられる原因・・・

『血管肉腫』???

私は血の気が引きました。そして先生に余命の話を切り出すと「医者の立場から推測で物は言えないが金曜か土曜に循環器科の先生がいらっしゃるのでその先生に詳しく聞き、今後の暮らし方を決めていったらどうか・・・と、まるで余命宣告のような事を言われました。

この病気になった時からある程度の覚悟はしてましたので循環器の先生に診て頂いたら余命は2~3ヵ月後って言われるのかなぁ・・・とかなり落ち込みながらもそんな事を考えていました。

すると先生が「心臓が弱ってますので朝の5時まで点滴をしますので『きなこちゃん』を一度お預かりします」と仰いましたがきなままは

「ダメです!私は『きなこ』と離れた事がないから嫌です!私も泊まります!」と駄々をこねました

すると病院は親切に簡易ベッドを用意して下さいました。

病室に来ていたパパと義母は交代用の車を取りに行く為一度帰宅することにしました。

・・・そう、この時点では未だ全く分からずきなままは早朝の会社しか欠勤の連絡をしていませんでした。

パパたちが帰るとき尻尾をブンブン振って「あたちも帰るぅ~!」って言わんばかりだった『きなこ』
「直ぐ来るから」となだめすかし、帰宅しました。

その後『きなこ』と残った私は病室でmixiでつぶやいた時の1枚~



少し元気ないのは心臓の治療したから・・・仕方ない・・・くらいにしか思っていませんでした

オシリの下に敷かれたトイレシーツ・・・これの意味が未だ分かっていませんでした

そして少しすると『きなこ』は外に出たそうにドアに向かって尻尾をブンブン振っていました

外トイレのきなこ、もよおしたのかと思い「先生『きなこ』トイレに行きたいんじゃないかと思うんです」と言いい、始めての地の「何処ですればいいんでしたっけ?」と尋ねようと「何処ですれば良いんで・・・・」で、『きなこ』は足がもつれてバターン!と倒れました。

そしてそこで敷いてあったトイレシーツの上に失禁してしまいました

先生が「お母さん怒らないであげてくださいね~」と仰いました

もちろん怒る筈なんてありません

続いて大量の便が出ました。口からも少量吐物が有りました

・・・きっとこれが『亡くなる前に全部出る』というやつだったのでしょう

その時の私には到底想像も付きませんでした

それから心拍計(?)が付き「何か有ったら教えてください」と言われました


段々心配になってきました

暫くすると心拍が60を切り58・・・赤い字になってきました

ビックリして先生を呼び泣き叫ぶと

「お母さん、大きい声を出すと刺激が強いですから・・・あ~・・・お迎えが来たかなぁ・・・」と先生

この期に及んでも未だ『お迎え』の意味が理解できず、パパ達が外から帰って来たのか?位にしか思っていませんでした・・・すると今度は・・・

「旅立とうとしています」

「・・・だれがですか?」

「旅立ちの準備をしています」・・・と言って『きなこ』を指しました

それからはどれだけ叫んだか分かりません

でも首や手足を突っ張り始めた姿を見て『早くパパ達に知らせなきゃ!』と思い
その場で電話する許可を頂き「直ぐに来て!きなこが死んじゃう!!」と言う様な事を叫んだと思います。

まるで悪夢のようでした

ほんの数十分前までブンブンと尻尾振ってた『きなこ』の姿からはとても創造できないものでした。

でも、獣医さんはきっと仮眠室のOKを出した時からダメかも知れない・・・と思っていたのだと思います。

最後に外に行きたそうに立った時の状態は先生に言わせると「そんな力は到底無かった筈、奇跡としか言いようが無い」との事でした

パパと義母が駆けつけました

未だ『きなこ』の目は何となくですが開いていました

多分、パパと義母を待ってたのだと思います

みんなの顔が最後に見たかったのだと思います

そして心臓が止まったのは23時40分頃

機械が『0』になったのが23時55分頃

『きなこ』は家族の手の中でゆっくりと眠り、二度と目を開けませんでした

『きなこ』は17日になる前に逝ってしまいました


結局の死因は肉腫の破裂か心臓が弱ってたからか・・・決定出来る結果はありませんでした。


最後、体に詰め物をしたり処置をして下さっている間、40分くらい待合室で待ちました。

義母に仕事場に電話しないと・・・と言われ、お休みを交代して頂く様メールをしたりしました。


そして『きなこ』は家に戻りました

出迎えた『ぱんな』は大好きなお姉ちゃん♪と近づくも、異変に気付きましたが理解できず、最初は飛び越えたりウロウロしてましたが、暫くして静かに横に添い寝していました。
にっきは少し遠くからどうしていいか分からず臭いを嗅いではウロウロしてました。

気がつくと時計は3時を回っていました。



長い長い一日が終わりました。

・・・これが、当日の全貌です。

本当に本当に突然のお別れでした・・・。





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