吾輩(酒)は 今、茂偏路の所に 仮住まい・・
主人(茂偏路)は周りの人に酒があるから 生きて居られると言っている
主人は 母方の祖父の事を 最近よく思い出している
子供の頃 田舎に帰った時 祖父は よく火鉢の 前に座り
湯呑茶碗に酒を注ぎ 飲んでいた・・
子供心に覚えていた・・いつも・・納得するように
”酒は 旨いなぁ~”と しみじみと言っていた
その祖父の遺伝子を 4分の1 戴いている茂偏路である・・・
同じ思いで生きている様だ・・
主人は 若い時から登山が好きだった・・そして・・
歌人「若山牧水」の短歌が好きで 良く くちずさんでいた・・・
牧水は 放浪の歌人 こよなく酒(吾輩)を愛してくれたのである・・
・・・・
ここに牧水先生にお線香をあげる積もりで
先生の酒の珠玉の歌を記したい・・
「それほどにうまきかとひとの問ひたらば 何と答へむこの酒の味」
「白玉の歯にしみとほる秋の夜の 酒は静かに飲むべかりけり」
「人の世にたのしみ多し然れども 酒なしにしてなにのたのしみ」
・・・・・・
・・・・今 冬は 酒がいい・・・(いや春も夏も秋もだ )・・
・・・・・
・・・