時計フレーム角材の留め切り(45度カット)を4つ並べてみる ↓
この4本の角材を四角に組み立てると「留め」のフレームのできあがり。
時計の台板をぐるりと囲む4つのフレーム角材は、一本の角材からカットしているので、木目がつづいて見えます。
フレームにした姿を想像しながら角材の並びと方向を決めていきます。
この一手間は、作ってしまえば形は同じで、そこまで細かく見る人も少ないかもしれませんが、
「自然」と「美」、ここでは「杉」とその「木目模様」に敬意を払うよう心がけています。
ただし、あまりにも拘って、木材を無駄に使ってしまうような場合は控えます。
こちらは時計を卓上で使う時の、支えの棒のカットをしているところ ↓
この丸棒は既製品。
丸棒は直径5mm弱と、とても細いので機械を使わずに写真のノコギリでカットしていきます。
小さな材の機械加工は危険度が高まりますので・・・。
丸棒を同じ寸法でカットするための治具(フレーム角材の余りを流用)を用意。
この治具の右端に丸棒を寄せてセット、角材の切れ目(写真右側)のところにノコを入れてカットします。
カットしたのち、フレームに開けた穴に入りやすいように、丸棒の先を玄能(トンカチ)でトントン叩いて丸くしました。
つづいてムーブメントを取り付けるための時計台板カット ↓
ムーブメント取り付け穴(直径10mm) ↓
切削カスは集塵できるのでクリーンな作業環境を保ち、精神的にも良いです。
時計文字盤の印のテンプレート(手描き) ↓
本来はCADでちゃんとした図面(テンプレート)をプリントアウトしたほうが間違いはないのですが、
木工作業中にPCのスイッチをオンし、CADソフトを立ち上げて・・・と時間がかかるので省略。
手製テンプレートを時計台材のサイズにハサミで切って材料に合わせ、
小さい穴を12箇所あけて、シャーペンで印をつけていきます。
穴あけ(直径3mm) ↓
穴を開けを始めた時、気がついたのですが、テンプレートの印に微妙な誤差があったようです。
シャーペンの印がずれていたものがいくつかありました。
CAD図面を作成するという一手間を省いたのが原因。
今度からは気をつけることにしましょう。
次回はいよいよ組み立て!
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