ふー。
今日の試合相手の9月22日の試合が完勝で衝撃過ぎて勝てる気がしない・・・。
しかし、今日は何が何でも勝たねば。
新幹線に乗車すると、同じシャツを着た人たちが次々と乗ってきます。
そう、赤と白の。
私の隣にはやはり赤と白のシャツを着た、大柄な外国人が。
多国籍軍だから、色々な人種のファンがいても不思議ではありません。
しかし誰かに似ている。
私の前の列、更にその前の列にはご夫人らしき方や、ご子息らしき方も座っている。
しかし、日本人らしきご婦人の来ているユニフォームは、4年前のモデルで日本代表のサインがびっしり。
ま、まさか・・・?
そして、そのご婦人は赤ちゃんを私の隣の方に預けた。
今だ!
私も赤と白のシャツを着て、赤ちゃんに笑いかけ、その方にも微笑みかけてみた。
もちろん微笑み返してくれた。
非常に優しい笑みで。
そして、持っていた新聞の予想スタメンをさし、隣の方に「Are You Family?」と。
すると・・・。
「Yes,brother.」
な、なんですとー!!

何と、日本代表選手のご兄弟。
そして赤ちゃんはその愛娘。
これは、今日は何か起こるかもしれない。
そして、乗り換えでその家族とも別れ、決戦の会場へ。
今回は給水所が設けられている。

ビールを飲む前に給水しておかないと。
おぉ・・・。

17年ぶりのエコパ。
ここであと1時間もしたら・・・。
そう、ラグビーワールドカップの日本代表の第二戦、アイルランド戦が行われるのです。
そして、SNSを見ると、郷里の同級生も来ていました。
反対側のスタンドで無事対面。

何年ぶりかねえ。
級友とも会えて、さらに気分は高揚。
その頃、ピッチではレポーターが放送を開始した模様。

そして、日本代表もアップを開始。

さあ、気分を盛り上げていくぞ!

ふー!ビールが美味い!!
この試合はzunkoのラグビー観戦デビュー戦。

デビューがワールドカップの日本代表とはなんとまあ・・・。
ちなみに、今日の中継はNHK。

日テレではないので櫻井君とかくりいむしちゅーさんではないようです。
多分、元ラグビー選手でしょうか。
選手紹介が始まりました。

今日は前回大会最大の番狂わせと評された南アフリカ戦の逆転トライの立役者、マフィ選手がスタメンに。
今回も頼むぞ!
アイルランドサポーターのボルテージも最高潮に。

日本と違う荒々しい雄たけび。地鳴りがするようです。
そして、両国代表がいよいよ入場!

「君が代」とアイルランドのアンセムを斉唱。

今回は著名歌手を呼んでおらず、国家を歌う会場の一体感が素晴らしかったです。
そして、カウントダウンコールからキックオフ!!

アイルランドのキックオフに冷静に対処。
スクラムもアイルランドの重量級FWに押し負けていません。

試合は開始5分で日本が得たPGを外し、その後はややアイルランド攻勢。
すると、中央にFW戦を仕掛けて押し込んだアイルランドは、手薄になった右サイドにバックスを走らせ、コートの角を狙った絶妙なキックパス。
走り込んだアイルランドのセンターはジャンプしても体感が揺るがず、競り合った日本のFB山中を着地後のローリングで見事にかわしトライ。
アイルランドに先制を許しました。
その後、日本もPGで2点差とするも、再度アイルランドは中央でFW戦を仕掛け、今度はゴールライン際にふわりとキックパス。
それを競い勝ったアイルランドFBが広い、ライン際にダイブ。
マフィが懸命にゴールエリア侵入を食い止めようとするも、ボールはわずかにラインを超えてグラウンディング。
この後のコンバージョンも決められ、3-12と9点差となってしまいました。
モールで2トライを決めたスコットランド戦とは少し違う形ではあるものの、似たような形のキックパスから2トライ。
嫌な予感が・・・。
しかし、日本代表はそれでも揺るがず、相手FWの突進には2名以上で対処、攻めてはタックルを受けても突き進み、細かいパスワークを絡めて次第に攻勢を強めます。
そして、相手のラインアウトミスからPGを誘ってPGで3点返すと、終盤には約40mのPGを得てまたしても成功。
1PG差の3点差まで迫ることに成功して前半を折り返しました。

6点差なら1トライ以上の差があるところ、3点差に詰めたのは大きい。
相手の攻めにも対処し始め、後半に望みが出てきました。
そして後半に入っても攻め込む日本代表。
後半最大の交代のカードは快速ウイング福岡。
そして、ゴール前のスクラムでも互角に押し合い、優位に進めます。

攻め込む日本。

そして、歓喜の瞬間。
中央のマイボールスクラムから左に展開すると、素早く短いパスを続け、最後はタッチライン際を駆け上がった福岡へ。
そしてそのままゴールラインを駆け抜けトライ!
日本がついに逆転!!
続くコンバージョンも成功し、16-12と1PG以上の4点差に。
もう3点欲しい・・・。
その期待に応えた日本代表は、中央で攻めこみ、アドバンテージを得て田村がDGを狙うも外れ。
そのアドバンテージでのPGをきっちり決めて、7点差に広げることに成功。
これで1TG以上でないと同点にされることはない。
試合時間は残り10分もない!
日本はセットプレーでしっかり時間をかけ、守っては集中を切らさないディフェンスを見せ、反則なく守り切り、最後は相手パスをインターセプトした福岡の疾走は止められたものの、敵陣深くへ戻すことに成功。
そして、歓喜の瞬間!
ホーンがなった直後のアイルランドの陣地挽回のキックはタッチラインを超え、ついにノーサイド!

スタンドは総立ち。

知らない人ともハイタッチ、肩を組んで歓喜。
会場のボルテージは最高潮に。
そして、我々は勝利を見届けた後、電車の時間が迫っていたのでそそくさと退散しましたが、会場が準備した花火はまるで日本の勝利を祝うかのよう。

おめでとう日本代表!
そして続く2試合、また夢を見せてください!!
いやあ、疲れたけど最高の瞬間を味わえました。
今夜は寝れないなこりゃ・・・。