もむでんブログ

試合決着はロスタイムの・・・(ジャパンラグビーリーグワン第一節:クボタスピアーズ船橋・東京ベイ30-27トヨタヴェルブリッツ

やってきました!

秩父宮ラグビー場!!

 

今日は昨日開幕したジャパンラグビーリーグワン開幕節の日曜開催の試合を見に来ました。

一昨年のリーグワン王者、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(以下S東京ベイ)が、トヨタヴェルブリッツ(以下トヨタV)を迎えてのホーム開幕戦。

 

南側サイドスタンドを通っていると、トヨタVのアップ風景。

トヨタVは、日本代表SO松田が埼玉パナソニックワイルドナイツから、そしてラグビーワールドカップ3大会に出場した2m5㎝の大型ロック、リッチー・グレイがスコットランドのグラスゴー・ウォリアーズから加入というなかなかな大型補強。

No.8姫野、オールブラックスのSHアーロン・スミスが健在。FLのピーターステフ・デュトイは今日は欠場のようですが、楽しみな陣容で昨年7位からの上昇を予感させます。

一方のホームチーム、S東京ベイはディフェンディングチャンピオンとして臨んだ昨年のリーグワンは6位に終わっただけに、今シーズン捲土重来を期しているはず。

一昨年の優勝メンバーを含む既存の陣容がメインのようですが、日本代表にも復帰したチームの顔、立川は欠場。RWC2023の負傷で昨年のリーグワンを全休したHOマルコム・マークスはベンチメンバーで復帰。

 

今日の席はバックスタンド中央寄り、前から2列目の席を取ってみました。

西日がまぶしすぎる・・・。

左に陣を取ったトヨタVのメンバーは日陰にいるせいもあり良く見えん・・・(苦笑)。

 

試合は自分から見て右に陣を取ったS東京ベイのキックオフで試合開始!

目線がほぼ選手と同じ。

近さのせいもあって迫力はありますが、メインスタンド側タッチライン付近、特にコーナー付近は遠すぎますね・・・。

 

その分こちら側のタッチライン付近でのプレーは迫力満点。

ほぼ選手目線で見るスクラムの低さには驚きますね。

100㎏もの人たちが8人対8人で腰より低い高さで押し合っているのが良くわかります。

 

最初の得点チャンスはS東京ベイ。

8分にトヨタVのノックオンのスクラムからコラプシングを誘発し、タッチキックを選択、さらにそのモールでトヨタVに反則があり、さらにタッチキックを選択。

 

11分にこのラインアウトからモールを組んで、そのまま押し切ってHO江良がトライ!

 

バーナード・フォーリーのコンバージョンは風の影響位もあってか失敗も、5-0とホームのS東京ベイが先制に成功。

 

続いてのチャンスはトヨタVがつかみます。

13分にS東京ベイのWGハラトア・ヴァイレアがハイタックルでシンビンとなり、18分にはS東京ベイのノックオンでトヨタVボールのスクラムに。

このプレーからS東京ベイ陣内に連続攻撃で攻め込むと、中央でポイントを作って押し込みながら左に展開、最後は数的優位を作って右タッチライン際を駆け抜けたWGヴィリアメ・ツイドラキがトライ。

 

コンバージョンをけるのは松田。

今年はショットクロックを用い、トライからコンバージョンまで1分と言う短時間で蹴らねばなりません。

ルーティーンをわりとゆっくりやる選手には不利ですね・・・。バーナード・フォーリーとか。

それでも松田はしっかり決めきって5-7と逆転に成功。

 

25分にはトヨタが攻め込んだ際に、ラックから出たボールをアーロン・スミスがフェイントを入れて逆サイドに展開すると、そのフェイントに引っ掛かったのは何とレフリー。

 

トヨタVボールのスクラムとなり、そのスクラムからボールを拾ったのはSHアーロン・スミスではなくNo.8の姫野。

その姫野が敵の虚を突きつつ力強くDFラインを中央から突破してトライ!

コンバージョンを再び松田が決めて5-14と点差を広げるトヨタV。

 

すると今度はクボタが攻め込んで、CTB広瀬がゴールライン近くまで押し込むと、最後はラックから出たボールを受けたNo.8ファウルアマキシがタックルを受けながらもトライ。

(したらしいけど、肉眼では遠いうえに逆光でほとんど見えず。)

このコンバージョンも角度がなかった為か、バーナード・フォーリーが失敗して10-14。

 

折角目の前に来た迫力あるラインアウトのプレーも、もろ西日の直射日光(苦笑)。

 

すると今度は再びトヨタVの攻撃。

37分にクボタ陣内のゴール前でスクラムを得るとそこから連続攻撃、ゴールライン際でラックを作ります。

最後は後方から走り込んだCTBジョセフ・マヌにわたり、勢いに乗ってDFラインを破ってトライ。

 

ほぼ真正面のコンバージョンを松田が外すわけもなく、しっかり決めて10-21。

 

前半はそのまま終了してトヨタVが11点リードで折り返します。

ここまではトライ数では1つ差ですが、コンバージョンを3本全て決めたトヨタVと2本とも外したS東京ベイ、この差が後半にはどうなるか・・・。

 

ハーフタイムショーも目の前で見れるのはちょっとだけ嬉しいw。

 

後半はエンドを変えて右に陣を取ったトヨタVのキックオフで試合再開。

 

後半最初にチャンスをつかんだのはトヨタV。

43分にS東京ベイの反則でタッチキックを選択すると、45分には守勢に回ったS東京ベイが自陣でオフサイドの反則。

トヨタVはショットを選択。

 

あ、ちょっと待ってビール売りのおねいさん・・・。

あー、松田のキックの瞬間に目の前へ(苦笑)。

これが決まって、10-24と点差は2TG差の14点に。

 

ここでS東京ベイは何と一気に5枚替え。

海士、江良、為房のフロントローを紙森、マルコム・マークス、オペティ・ヘルにリフレッシュ、FL末永→アシペリ・モアラ、SHブリン・ホール→藤原に代えて、前線からリズムを作り直す狙いか。

一報トヨタVもSHアーロン・スミス→茂野、LO秋山→ジョシュ・ディクソンを投入。

ここまで効果的に攻撃のタクトを振るってきたアーロン・スミスの交代はどう影響するか。

 

するとS東京ベイの狙いは当たり、50分にS東京ベイが得たスクラムでトヨタVがコラプシング、タッチキックを選択すると、そのままモールで押し込んでFLタイラー・ポールがトライ。

スクラム、モールともこの場面では選手をリフレッシュしたS東京ベイに軍配。

しかし、コンバージョンはまたしてもバーナードフォーリーが失敗。

確かに角度がない難しいキックが続いていますが、3本続けて外すとは・・・。

とにかく、これでスコアは15-24と9点差に。

ここでトヨタVはPR木津に代えて淺岡を投入。

 

53分にはまたしてもトヨタVの反則でタッチキックを選択。

左サイドのラインアウトから中央へつないでポイントを作ると、その後は短いパスの連続で右へ展開、マルコム・マークスやオペティ・ヘルらの突進で深く侵入すると、右サイドフォローに上がったバックス陣で数的優位を作り、最後はスピードに乗ってパスを受けたFB島田がトライ。

 

ちょ、隣のおじさんここで旗持ち出さないで・・・。喜ぶシーンが見えん(苦笑)。

とにかく、見事な連続トライで、トライ数ではトヨタVの3本を上回る4本目を決めました。

 

が、また角度のないコンバージョンは失敗・・・。

スコアは20-24と、トライ数で上回るにも関わらずコンバージョンで8点損しています・・・。

 

その後はトヨタVにノットリリースやノックオン、アーリーエンゲージなどの反則が続き、ラックやスクラムでのプレッシャーがじわじわとトヨタVに効いてきたか。

ここでトヨタVもPR三浦とHO彦坂を交代、フロントローをリフレッシュ。

 

お、マルコムマークスが目の前に。

 

おぉ、迫力あるラインアウトの攻防。

 

ようやく西日も陰って見やすくなりましたw。

 

62分にはS東京ベイがサイドエントリーを取られてトヨタVはタッチキックを選択。

さらに63分にはS東京ベイがノックオンオフサイドの反則を犯して、トヨタVはショットを選択。

このPGを松田が決めて、スコアは20-27と、点差は1TG差の7点に。

時間はまた17分あるので、逆転されない点差にすることを優先したのか。

 

しかし、この後試合は完全にS東京ベイペースに。

71分にS東京ベイが自陣のスクラムからプレーを始めると、スクラムのままボールを前に運んでそこから連続攻撃。

トヨタVのゴールライン際まで押し込んで、なお連続攻撃を仕掛けて最後はLOメルヴェ・オリビエがラインを突き破ってトライ。

そして、これまで角度のないコンバージョンに泣かされてきたバーナード・フォーリーがようやく正面で得たコンバージョンを決め、ここでついに同点に。

 

今日の公式入場者数は12,000人越え。

昨日のサントリー東京サンゴリアスと埼玉パナソニックワイルドナイツの20,000人には及ばずでしたがコンスタントに10,000人超えするようになったのは素晴らしい。

 

そして、試合はトヨタVの反則からスクラムになると・・・。

ここでもトヨタVが圧に負けてコラプシング。

 

タッチを選択されて陣地回復したうえに、S東京ベイのマイボールラインアウト。

 

さらに押し込んでラインアウト。

 

モールを組んでトヨタV陣内深く押し込んでいきます。

 

そして中央にポイントをずらして攻めるS東京ベイ。

この後左へ展開してトライを狙うのか・・・。

 

と思ったら、ラックからのボールを後方に下げると、待っていたのはバーナード・フォーリー。

トヨタVの懸命のカバーも、先にバーナード・フォーリーが放ったドロップキックはそのままゴールを抜けた!

何と、劇的なドロップゴールでノーサイド!!

 

 

歓喜のS東京ベイ。

 

トライ数で2本も上回りながらもキックの差でなかなか追いつけなかったS東京ベイでしたが、最後に試合を決めたのはバーナードフォーリーの2本のキックでした。

 

後半のゲームプランがどちらか何か1手違ったであろう熱戦は、一昨年王者のS東京ベイの勝利。

 

そして、プレイヤーズオブザマッチはS東京ベイのバーナードフォーリーの手に。

って、70分過ぎまで4本キック外して、残り僅か10分でのキック2本成功でPOMとは・・・。

全部決めていればもっと早い段階で逆転してたはずで、ある意味マッチポンプ的な受賞ですねw。

 

いやぁ、すごい試合でした。

来週末はちょっと予定合わず観戦できそうにないので、この試合が今年の観戦納めになりそうです。

 

年明けもまだどの試合を見るか決めていませんが、熱い試合が期待できそうです。

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