今日は少し昔話でも。過去へタイムトリ~ップ
私が幼稚園の頃の記憶。
母方の祖父母は別々の家に住んでいました。
前方に建つ店舗併用住宅に祖母が、後方に建つ本家と呼ばれる家に祖父がおりました。
本家は建築の際、本州からわざわざ宮大工を呼んで建てたという広い家。
部屋、いっぱいあるのに、なぜ住んでないの???ばーちゃん???
子供心に、もしや うちのじーちゃんとばーちゃんって複雑???
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などと思いつつも、
特に尋ねることもなく、祖父母の家に各々遊びに行っておりました。
後日大人になってから知った事実では、
特に複雑な家庭だったというわけでもなく、むしろ暮らしぶりは余裕があったようで、
元気な祖母が気ままに前方の家と後方の家を行ったりきたりしていたそうで・・・
・・・ばーちゃん、自由人・・・
で、幼少時ある日の出来事。
いつものごとく、祖母の家へ遊びに行った幼稚園児M。
ひょんなことから偶然、ひょっとこのお面を発見!!
いかしたお面(?)に心奪われ、
『ばーちゃん、これ ちょーだい
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』と、オネダリM。
『・・・・・貸してやる
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返せよ?』と、祖母。
・・・なぜひょっとこがある?そしてなぜ貸してやる・・・?
冷静な今ならツッコミどころ満載な場面ですが、当時はまだまだちびっこ。
『うん
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』と約束する幼稚園児M。
お祭り好きだった祖母。ひょっとこ面はお祭り時の大事なアイテムのひとつだったようです。
結論からいうと、お面返却前に祖母は亡くなり、そして時は過ぎゆき・・・
M実家建て替え解体時には持ち出し忘れ、気づいた時は手遅れ。
ばーちゃんに返すと約束した ひょっとこ面、失ってしまいました。
でもね、やっぱりずっと、心のどこかでひっかかっていたんですよ。
返せよって言ってたから、ばーちゃん。
子供だったとはいえ、約束は約束。約束したからには果たしたい・・・。
で、とある日。
東京浅草で、思い出のひょっとこ面に遭遇。遅ればせながらGETです。
札幌戻り後、いそいそと祖父母仏前、現在の本家(建替済本家)へGO。
遅くなってごめんねm(_ _)m ひょっとこ面、返すね、ばーちゃん
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自己満足かもだけど、約束したから。やっと果たせたー
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数週間後のM’s実家。
帰省すると なにやら見たことがあるお面がテーブル上に。ん?
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『本家の伯父さんが “ひょっとこは記念にMが持ってろ。その方が、ばあさんもきっと喜ぶ”
って持ってきてたよー』
って・・・
えーーーーーっっ?!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0252.gif)
マジでぇ?
ばあちゃん、私はちゃんと返したわよ。でもね、伯父さんがね・・・うーーーむ。
・・・ひょっとこ・・・お盆にお墓に供えてくるかな・・・