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氷月神示 他の暗号解読編 361

国之常立神より皆様へ

翠さん(イブ=ミロク)による、前世の語りの続き:

…私は頃合いを見計らって目当ての林に着いた
…既に来ていたらしく、姫が木立の奥から姿を表した
思いがけないことに、侍女を1人連れていた
だが、林の奥には護衛の男が少なくとも2人以上隠れていることが、推察された

「何事です」
と、私は問うた
「このような事、迷惑に過ぎません。どうか、今すぐお帰り下さい。そして、今後一切お関わりになられませんよう、」
と考えてきた言葉を、一気に申し立てた
そして、相手の顔色を伺うとーー、姫は、愚直な私を見下すように、
「おやおや、何か勘違いをしておいでのようですね…私は、あなたに頼み事があって来たのです、」
「頼み事?」
私は、目を丸くした
「…わたしは、あなたに、侍従になってほしいのです」
「侍従!なんと!」
私は、思わず叫んだ
(少し、方向を間違えたか、)
姫は笑みを浮かべると、暗やみになりつつある中で、目の動きがよく見えなかった
そして、
「あなたの匂い立つ美しさを永遠に私の側に留めておきたいーー、そう、願いました」
私は、仰天した
ーーこの、私を物か何かと、間違えてないか? 侍従だと? しかも飼い犬のように、側に置きたいとか? 冗談じゃない! 私は、怒りに燃えた
「…お、お言葉ですが、私はあなたの持ち物とはなりません…
私の命は、お釈迦様と、大日如来のものです、」
と震えながら言い切った
「お代は、あげますよ…何でも、望みのまま。金貨でも、素晴らしい衣装でも。快適な住まいでも。このような、寝苦しい林の固い地面の上ではなく。あなたは、バラモンでしょう。私には、わかります
あなたには、あなたにふさわしい、寝所があります」
「ばかにするな!」
私は右のこぶしを振り上げて、叫んだ
このように怒ったのは、珍しいことだった
すると、姫は突如口をつぐみ、黙った
落ちてゆく陽の最後の光が、彼女の悲しそうな目の小さな輝きをとらえた
それで、私ははっとした
何か、ちがう……さっきから、姫は昨日とは打って変わった偉そうな態度でいたが、これが本心なのか、?? 疑惑がわいた
「ありがとう……」
姫は、小さな声で言った
「これで、あなたを思い切れます……
あなたに…怒っていただかないと、私の心は、さ迷うばかりでしたので……」
「姫……」
私は驚いて、言った
こんな、断り方をする人が、いるのか、
私が断るつもりが、この人は、最初から、そのつもりで……ぐっと胸に、込み上げた
「…私があなたにご迷惑をかけたのは、謝ります、
失礼ながら、誤解しました、」
と私は言った
「いえ、こちらこそ……ふがいないまねをしました、どうぞ、喜んでお帰り下さい、
1人の愚かな女が目を覚ましたようだとお思いになって、」
と姫は寂しく笑うと、後ろを振り向いた
「さ、帰りますよ、」
と傍らの侍女に声をかけた…
私は呆気にとられ、この人はプライドの高い人なのだと思いつつ、ある種の配慮に感謝した
「どうぞ、お気をつけて、よい旅を…」
としか、その背中に言えなかった
姫は振り向かずに軽くうなずくと、そのまましずしずと、侍女と共に闇に消えて行った…

私はほうっとため息をつくと、なんと気高い人だろうと思い、彼女の幸せを願わずにはおれなかった
きっとあのような人なら、良い伴侶を得るにちがいない……
そう思って帰りかけると、奥で、「きゃっ」という声がして「誰か、」と助けを求める声が響いた
急いで駆けつけると、さっきの侍女が気を失って倒れており、姫だけがおろおろと、していた
護衛はいないのか?!
あたりを見渡すと、大きな木の陰に怪しい黒い人影があり、ものすごい速さで木によじ登り、枝の上に立った
私は、姫をかばいながら木を見上げ、
「何をする!」と叫んだ
すると、その怪人は黙ってじっと私達を見下ろし、それからするすると木の裏側に降りると、ゆっくりと後ずさりし、さっと身を翻して走り去った
…私は姫に気をしっかりするように言い、侍女を抱き起こして正気づかせると、護衛達がいるはずだという所まで、送っていった
ところが、2人の護衛達は地面に伸びていて、何がなんだかわからない内に、急に突風で飛ばされたように倒されて、気を失ったらしかった
それで、姫を守れず、非常に申し訳なさそうだった
「まあ…」と姫は言い、「ここには魔物がいるのかしらね…」と、さすがに早く旅立ちたくなったようだった
「どうもありがとう」
と、姫は威厳を取り戻して落ち着いて私に言うと、微笑む余裕もできた
強い人だと思った
それで、私達は気持ちよく別れることができた
「くれぐれもお気をつけて、」
私は彼らにそう言うと、あわてて走り、夕飯に間に合わなかったと思いながら、仲間達のいる所に駆け戻った…

翠:
今回は、とても細かく、思い出せました
以前は、姫と2度会ったこと、怪人がいたことなど短く思い出したに過ぎませんでした
こんなに深い、裏事情があったのだとは、知りませんでした
お姫様がわざと、居丈高に嘘を並べて、私とけんかまでしてみせたのは、背後で控える、護衛の男達にも聞かせるためだったのですね
つまり、彼女が恋をしたのではなく、単なる侍従を雇うために、私を呼んでけんか別れしたのだと、護衛達には形式的にでも思わせるためで、真相を知っていたのは、側にいる侍女だけ…

私 (国之常立神):
その通り
ついでに言うとだね、あの時現れた怪人は、釈迦なのだ
翠:
それは、近年教えていただきました
驚きました、お釈迦様があんなに身軽いなんて、
わし:
釈迦の魂は、アダム(=天界では、巨大な無形の智恵の気のもやであり、キリストにも転生) だよ
彼はあまり弟子達の前では見せなかったが、覚醒してからは身軽に動けるようになったし、幽体離脱もできたし、テレパシーもでき、気の力も強かった
…あの時、突風のような気の力で2人の護衛を突き飛ばし、気絶させたのも、彼だ
…2008年にイシヤの導師のエディとお前が会見した時、隠れていたアダムが、エディを気の力で倒して気絶させたのと同じようにな、
翠:
…でもなぜ、お釈迦様(=アダム=キリスト)は、そんな怪しいまねをなさったのですか?
わし:
1つには、お前(=メッテッヤ) がとっさに人をかばえるように、鍛えるためだ
そのためには、強い護衛達の手を借りないよですむように、先に彼らには気絶してもらった
もう1つは、姫を驚かせ、この森にもういてはいけない、危ない、と思わせて完全にお前への未練を断ち切らせるためだった
でないと、かわいそうだろ、彼女が
翠:
……人の情念て、そんなにすぐ、(会って1日で、) 燃え上がるものですかね、
わし:
お前は、まだまだ子供だな、
ま、5才に戻したミロク(=メッテッヤ) 少年の心が魂の中核に入っているから、仕方ないのだがな、
翠:
もう! (ぷん)

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