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氷月神示 金桃 その1079

クニノトコタチノカミより皆様へ

爺が又、奇想天外なハナシを始めよったな、と思われたか知れんが、この暑いのにいちいちわしカテ、『翠サンが幽体離脱でお出かけ』の作り話を何パターンもひねり出す程元気じゃないデ
(暑さを感じんのヤロ、霊なんヤロ、)
ワシがウソ八百言うのがいやで、間違いはたださんと気が済まんのを、今までの態度で知ってるヤロウ
暗号文の答え中の「大」の字にこだわって訂正して取り外させたり、
書き手のヒヅキさんの感じた「熱い」と「暑い」の違いについて、くどくど説明したり、…
(「あつい」と言うなと言ウタヤロウ!! 皆、激怒 )
…さっき語った、翠さんがアダム=キリストの霊に言われて、幽体を天使に変えて体外離脱して出かけた話は、皆、彼女が当時記録していた心霊体験ノートに載ってイル…
(全部で141冊アル)

…さて、少し涼しい話にマイロウ
…その、ある日の訓練の時や……
翠さんはいつも通り体を部屋に寝かせて、アダムと共に幽体で出かけた
途中で天使になるヨウニ言われ、変身すると、カナダの田舎に着いた
ちょうど雪景色で林の途切れた所に一軒家がポツンとあった
翠さんが林の陰から見ていると、1人の男性が家の方へ向かう小道をゆっくりした足どりで歩いて行き、途中で立ち止まると、しゃがみこんで、何故か道の左脇に積もっていた冷たい雪を、両手ですくい顔にこすりつけて顔を洗った…
すぐ立ち上がらず、目を閉じて、何か苦悩の表情を浮かべてイル……
何だろうと、翠さんは疑問に思ッタ

その後、男性が家の中に入ったので、彼女はアダムに言われて幽体を3センチ位に小さく縮めて壁を抜けて家に入り、その男性がいるリビングの隅にある、高い戸棚の上の飾り物の横に隠れた
…そして様子を見ていると、娘が帰ってきた
まだ10代後半のヨウダ
男性は娘が明るく話しかけてもそっけなく、今度遠い町の大学に進学するのだから、寄宿舎へ入りなさいというようなことを言った
娘は父の冷たい態度に戸惑っているようで、自分の部屋へ上がって行った…
すると又、男性は苦しそうになった
…翠さんはしばらく様子を見ている内に、アダムに状況を解説された
その男は牧師で昔再婚し、相手が幼い子を連れていた
それが、今の娘だ
家族仲はうまく行っていたが、近年妻が病気で亡くなり、父と娘2人きりになった
ところが、男性は最近、自分が義理の娘を1人の女性として愛し始めていることに気づき、がく然となった
彼は牧師で謹厳だし、罪の意識にさいなまれた… (娘は何も知らない)
それで娘を遠い町へやろうとしていると……

(次へ続く)

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