缶詰絵日記

漫画、旅行、TVドラマ、なんでも好きなものを詰め込んで、日常を描き留めます。

創作について思うこと

2020-04-28 18:00:00 | 日記
ここ1年ほど二次創作じゃなく一次創作ばかりやってみて気づいたことがあります🌟( ͡° ͜ʖ ͡°)

一次創作界隈のひとって病みやすい。
ネガティブになりやすい。

逆に二次創作はわりとみんな元気はつらつに推しを描いたり書いたりして楽しんでる。

この違いってなんだろう???
(´-`).。oO


◆一次創作は見てもらえない…
二次創作はそのジャンルがウケてるなら認知力高いので見てもらえる可能性高いし、みんなその作品が好きなひとばかりだから、絵も文章ももともと需要がある!
でも一次創作はどこの誰とも知れぬ者が描いた/書いたもの。
認知度も低い、周りに好き語りできるひともいない。
すごく時間と労力をかけたわりには誰にも認知されない…となると確かに心折れるよね〜

そこで解決策をいくつか考えてみたい🌟
①作品のクオリティをとことん上げる
→今まで以上に時間も労力もかかるけど、比類なきレベルまで持っていく。
※流行りを追うと目標がコロコロ変わって果てしなくなるので、自分独自の路線が固まってるならそれをひた走るほうがいいかも。
②作者側を売り出す
→作品に興味持ってもらうために、どんなひとが描いてるのか/書いてるのかを発信する。
※作品とあまり関係のない日常や仕事のことなどを発信するほうが興味の広がりは出るかも。
③自分という最大のファンを喜ばせる
→いつの間にか「見てもらう」が主眼になってしまっていることがあるけど、そもそもなんで描いて/書いてるのか?というと自分が見たい/読みたいから!
自分の需要がある限り好きなだけ創作すればよい‼️( ^ω^ )v
※そしてすこしでも「見てもらいたい」と思ったら、どんなちっちゃい出版社でもwebサイトでも投げつけてみよう!


わたしの創作イメージは、描きたいものが自分の中に眠っててそれをちょっとずつ発掘してる感じで描いています。
なのでまずは「わたしが見てみたい」が1番最初にあります
次に、わたしの描いたものが「好きだなあ」と思ってくれるかたに届けられればそれでいい。
その手段が出版社だろうと自分のプロデュースだろうと、効果的であればどちらでも良いかなと思っています🌟

コロナ落ち着いたら、コミティア参加したいなあ🌸

担当さんとのこと③

2020-04-12 18:00:00 | 日記
商業誌で担当さんがついた‼️
・:*+.(( °ω° ))/.:+
ってなってからのまとめです🌟


🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱

Q.漫画の直しを指摘された場合、担当さんの言うとおりにするべき?

▶︎そんな必要はないです。
はっきりそう思ってます。

なぜか?

その作品が世に出されたあと、良いも悪いも全て受け止めるのは作家自身だからです。
担当さんがこうしろって言ったから?
それだけでは修正する理由にはなりません。

なのでわたしはネームの直しを言い渡されるとき必ず抵抗します。
だってそう描いたのには意図がある。
わたしはここでこういうふうにしたいからこのように描いたのだ、と。

それに対して担当者がどう返してくるのか、双方納得いくまで議論します。

結果、わたしの意図を優先したほうがいいというときもあれば、担当者の言うことがもっともだというときもあります。

修正に入る前に納得いってることが重要なんです。
納得いかないままの修正は、自分で責任を負いきれません。


かつて、イエスマンで通したことがあります。
担当さんの言われたとおりに直しました。
全然納得はしてませんでしたが、担当さんがそう言うんだから間違いなかろうと思い込んでました。
プロットに入って何度も直して原型が分からなくなったころ、担当さんから「やっぱりキャラクターの設定を最初から考え直したほうがいい」と言われました。

労力と時間の無駄です。本当に。

だからむやみやたらに修正する前にまず納得いくまで担当さんと腹割って話し合ったほうがいい。
そしたらもっと早くボトルネックが発見できるし、別のネタでいったほうがいいって方向転換できるかもしれない。

担当さんも、力量はさまざまです。
経験上、こまごまと修正依頼をかけてくるひとよりも、書き手のやりたいことを基軸に疑問点だけ指摘してくるひとのほうが、的確な気がします。
作家自身がその担当者の力量を把握することもとても重要なことだと思います。


わたしにとって担当さんとの打ち合わせは商談です。
すごく神経使いますし、頭フル回転させます。
なんて指摘されるか予想してそれに対抗する材料用意してから臨みます。
そうしないと短い時間で濃い内容の打ち合わせが出来ない。

そこまでやるのは、対等な関係を築きたいからです。

担当さんの顔色伺ったり、イエスマンになってるうちは、対等な関係は築けません。
新人だからって引け目感じる必要もないし、遠慮もいらない。
そんなことしてたらいつまでたってもいいもの描けない。

コミュニケーションの質を高めること
双方そのための努力をすること。

これが担当者と漫画を作っていく上では何より重要なんじゃないかと思っています🌟
( ^ω^ )


担当さんとのこと②

2020-04-11 18:00:00 | 日記
商業誌で担当さんがついた‼️
・:*+.(( °ω° ))/.:+
ってなってからのまとめです🌟


🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱

Q.担当さんはボロカス言ってくる?

▶︎今のところ悪意あるコメントとかはもらったことないですけど。
ネットに載ってる体験談見るとあるみたいですねー…

まあそれは漫画云々の前にその担当者が人としてどうなのかってことなので、あまりに悪意がある場合は編集部に伝えて変えてもらったほうがいいと思います。

ある編集者のかた曰く、「作家さんは積極的にコミュニケーションとるのが苦手だったり、そもそも若くて社会経験がないひとが多かったりするので、こちらの伝えたいことが伝わりきらないこともしばしば」とおっしゃってました。

お互い「伝わらない〜〜」って思ってる部分があるんだと思います。


わたしは担当さんと顔合わせのとき、正直に「おっしゃってることが理解できないときは理解できないと言います」と明言してます。

というのも、自分の仕事上の経験からなのですが、アプリの開発をしていてエンジニアと話していたとき「全然話が通じない」と感じたことがあります。
同じ日本人で、日本語で、同じアプリについて話しているのに、全然通じない。

業界が異なれば、言語が異なるんです。
こっちが当たり前と思ってることが当たり前じゃない。逆もまた然り。

だから最初は理解できなくてしょうがない。
誰だってアメリカ人が靴履いたまま家の中ウロウロするのはじめて見たら理解不能でしょ?

でも「ああそっちの世界ではそういうことなのね」って受け入れることは出来る。
業界間も同じです。

コミュニケーションミスを避けるためには、理解できないものは徹底的に質問する。
聞かれたことは出来る限り理解しやすい表現で伝える。

お互い、角度を変えて理解しようと努めることが大切だと思います🌟
( ^ω^ )


担当さんとのこと①

2020-04-10 18:00:00 | 日記
商業漫画で担当さんがついた‼️
・:*+.(( °ω° ))/.:+
ていう段階に入ることありますよね。

わたしも何度かついていただいたことあります。

担当さんがついたら、第2フェーズ突入です。

ここからは担当さんついたらどんなかんじ?っていうところをまとめていこうと思います🌟( ^ω^ )


🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱

Q.漫画の担当さんって、合う合わないがある?

▶︎あります。確実に。

というか、担当さんも人間なので、すごく仕事に熱意があるひともいれば、全然ないひともいます。
漫画の世界じゃなくても一緒ですよね。
(仕事に熱意があるか?と自分の胸に手をあてて問う…)

そういうときはどうするか?

わたしは、「このひととはまだ話ができる状態が整えられてない」と捉えてます。
頭のなかが別のことでいっぱいな状態のひとに、仕事の話できないですよね。 

だからまず、話に集中してもらえる状態までもっていく。

お忙しいですか?とか、最近どこか行かれました?とか、担当さん自身のことに触れます。
これは商談や交渉の最初によくやる手法なんですが、人間って自分に興味を持ってくれてる人の話は素直に聞けるんですって。
だから「あなた自身に興味がありますよ」という姿勢をこちらから見せることで、相手に集中力もって聞いてもらう状況を作るわけです。

ちょこちょここういう、担当さん自身のこと教えてくださいというワンクッションを挟みます。
「このひとと話すの楽しいなあ」と思ってもらえるとベストです。

ビジネスには「マインドシェア」という考え方があって、そのひとの頭の何パーセントを占められるかによって優先順位が決まるというもの。

数いる作家さんのなかで、「このひとと話したい」と思ってもらえるということは、マインドシェアが大きい。
つまり、自分の優先順位が高いということ。

経営の世界では、経営者が最後に判断材料にするのは「金」や「リスク」ではなく「情」だといわれます。
なぜそんな判断をしたのか!という経営関連のニュースはたくさんありますが、数字よりも「情」を取った結果なんでしょうね。

ひとは、自分に関心のあるひとをむげには出来ない。
そしてそこに情がわく。

商業漫画どうこうって話ではなくて、人間関係の作りかたの部分ですね🌟


このシリーズもう少し続きます
( ^ω^ )

③商業投稿漫画:暗黙の制約

2020-04-09 18:00:00 | 日記
商業に漫画投稿しようと思っているかた、投稿しているけどあんまり…なかたに、わたしのこれまでの経験が役立てられるといいなと思って書いてます
( ^ω^ )


🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

さて、タイトルのとおり読み切りには暗黙の制約があります。

そもそもページ数。
これは①の記事で書いたとおりストーリーのテンポを加味すると50P未満が望ましい。
さらに言うと、SFやファンタジーを舞台装置に使う場合は世界観の説明が必要になるので少なくとも40P、現代ものだと世界観の説明が省けるので32P程度がちょうどいいと言われています🌟

よって、編集部に持ち込みに行くと「あ〜、ファンタジーはちょっとねえ…」とか言われるのはこういう暗黙の制約があるから。
ファンタジーやSFを違和感なく読み切りでやるのは難易度がそこそこ高いんです。

創作界隈のひとたちはファンタジー好きが多いので、描きたいものと読み切り制約との不一致が起きやすいのかも?
ファンタジーの読み切り描くなら、あまり特殊な設定を入れすぎないことがポイントかな、と思います


ではそのページ数におさまるエピソード数は?
1,2エピソードが限界です💧
当然、主人公とその相手役に焦点を絞った作りにせざるを得ません。
読み切りでキャラクターの多い漫画がタブーとされているのも、それが理由です。

また、キャラクターにはそれぞれ物語上役割があるから登場するので、役割を消化しきれないくらいなら削ったほうがまとまりです。
なぜこのキャラクターが必要なのか、どんな役割があるのかを明確に描くことが、物語にメリハリを与えます

展開に凝るより、キャラクターの心が動く瞬間を丁寧に描くほうが、読み切りには向いているということなんでしょう。


②の記事でキャッチフレーズの話題に触れましたが、ここにもポイントが。
編集部のひとが「おもしろくない」とか「インパクトが足りない」とか言うのは、最初と最後のギャップがあまり感じられないとき。
たとえば「頑張り屋さんが世界を救う話」より「少年院出の不良が世界を救う話」のほうがギャップがあります。

主人公の劇的な変化を40Pほどで見せないといけないので難しいんですが、逆にギャップが大きければ非常にインパクトあるおもしろい作品といえると思います
読みごたえ」というやつですね!

読みごたえのある作品は、読後感もよく「続きが読みたい‼️」という気持ちにさせます。
読み手にそう感じてもらえたなら、最高の出来だとわたしは思っています


読み切り描くって、きちんと考えると結構大変なんだということがわかっていただけたのではないでしょうか…_(:3」z)_

正直わたしもこんなふうに考えるようになるまでは、作品が当たったり当たらなかったりの波を繰り返してました。 
(編集者は好き嫌いで適当言ってるだけなんじゃないのと思ったことも数知れず。)

でもなんとなく読み切りのルールがわかると、「その中で楽しく描くにはどうするか」を工夫できますよね。
持ち込む先でいろんなことを言われてわけわからなくなっているときこそ、「そもそも読み切りってなんぞや?」を考えてみるとよいかもですね🌟 


さて、次回は編集部のかたとのやりとりについて書こうかな。
ここまでの記事だと編集部全肯定派みたいに見えるでしょうけど、そういうわけでもないんです…
( ^ω^ )