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宇土櫓の武者返し石垣熊本城本丸御殿が一般に公開されてから丁度二年、お客さんを案内してひさしぶりに櫨方門より入城し熊本城の見学に行ってきた。お客さんは熊本と言うより九州が始めてであるそうであったので熊本城をより知ってもらう為、見学コースは櫨方門から入城した。竹の丸、ここは肥後六花園であるが現在は椿も終りかけまだ見るものも少なかった、そこから二様の石垣を眺め武者返しを説明した。熊本城の攻め難さの特徴である石段を登った。しかし観光客のためか石段の規模も綺麗に整頓され、昔の石段を偲ぶことは出来なくなって来ている。石垣は崩れませんかとの問いに排水路について説明してやる。排水の流れを良くするためか排水路の底にも舗装の後がみられる。飯田丸五階櫓を左に見て数奇屋丸に至り暗がり通路から本丸御殿に入った。この暗がり通路の出口付近の欅の柱に観光客であろうか固い杖か何かで叩いて傷つけているものを見つけた観光客人間のモラルが問われる。本丸御殿を見学し、続いて天守閣の登城をおこなった。天守閣は一階部分加藤時代、二階部分細川時代、そして三階部分が西南戦争の資料が展示してあり熊本博物館の分館になっている。歴史に興味を持つ人にとっては説明キャプションももう少し多くてもいいじゃないかと思う。城内の説明も必要であるかと思い、熊本城の成立から説明し、熊本城の井戸、首掛け石、地図石を説明した。(tH)
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