五高の歴史・落穂拾い

旧制第五高等学校の六十年にわたる想い出の歴史のエピソードを集めている。

肥後狂句伝授について

2015-06-13 05:54:41 | さわやか大学関係

さわやか大学院の講座があったので行って来た。中には肥後狂句を勉強しているものもあったようだったが俺は肥後狂句はどうも面白いとは感じなかった。講師は肥後狂句連盟 副会長 橋本芳孫氏とかいう人であった。12日の資料から芳孫のなんでも伝授という肥後狂句の伝授を十番まで教える場合に利用されているもののようだ。

今日はその(一)(二)を記載して伝授を考えてみたい。
肥後狂句は出題される課題のことを「笠」と言います。頭にかぶる笠を引用したようです。笠の下の句を作ることから笠付け(冠付け)とも言います。笠の下の句(付け句)には、大事なルールがあります。一般的には、話言葉で七・五調の(十二文字ではありません)流れが良いとされています。五・七調でもかまいません。十二音以外は、字足らず、字余り句と言い落選になります。先ずは笠の意味を理解したうえで、場面を色々な角度から連想することです。けして、説明してはいけません。 早起きしてゴミをおるがいに入れておる。面知れえ昔のごつはいちょんなか。

例句 肥後の味 宮崎県に負けとらん  肥後狂句は、笠付けと言いましたが、この狂句の場合は「肥後の味」が笠となります。笠は選者が提出します。笠を勝手に変えることは出来ません。笠は時数の規制はありません。次に「宮崎県に負けとらん」を付け句と言います。付け句は、前回述べましたように十二音以外は、認められないルールがあります。上の句、「宮崎県に」が七音、下の句「負けとらん」が五音となります。指折り数えてみましょう。

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