『オタスケマン』第1話

タイムパトロール隊 オタスケマン 第01話 「オタスケマン VS オジャママン」 01
タイムパトロール隊 オタスケマン 第01話 「オタスケマン VS オジャママン」 02
タイムパトロール隊 オタスケマン 第01話 「オタスケマン VS オジャママン」 03

舞台は1492年のグラナダ、コロンブスが航海をしたときである。
オジャママンとオタスケマンがアルハンブラ宮殿でスペインのイサベル（イザベラ?）女王の前に出現した。オジャママンはコロンブスでなくドロンブスに航海をさせようとした。
それ以前に西へ行ってもアジアには直接行けず、アメリカ大陸が間にあることを言ってもよかった。

コロンブスのアメリカ大陸「發見」はアメリカの先住民族にとっては不幸であり、ホーキング博士はそれを理由に「異星人と交信してはならない」と主張している。地球が異星人によって「發見」され、「新惑星」として「開拓」されたら大変だということだ。意外と、コロンブスでなくドロンブスのほうがよかったかも知れない。

もし、ある人物がタイムマシンを使って「1945年8月6日の広島、9日の長崎への原爆投下を防いで、原爆投下がなかったことにしよう」と考えたら、タイムパトロール隊はどうしただろうか。歴史を変えることで多くの人が救われる。では関ヶ原の合戦も比叡山延暦寺焼き打ちも応仁の乱も「なかったこと」にしたら、歴史そのものを変えることになる。

『JIN-仁-』において南方仁はその葛藤の中にいた。幕末にタイムスリップした仁は坂本龍馬を手術して生かすことで歴史を変えてしまうことをわかった上で、それでも手術した。歴史はときには悲劇の歴史でもそれがのちの時代を作った場合もある。

『江～姫たちの戦国～』で豊臣秀吉が甥の秀次に切腹を命じ、秀次の家族や從者も女や子供まで処刑された。もし『ドラえもん』であればドラえもんとのび太がタイムマシンでその現場に行き、処刑される寸前の人たちを助け出し、秘密道具で幻の替え玉を処刑させただろう。鼠小僧次郎吉については「実は生きていた」という説が結構ある。

歴史を変えることはタブーであると同時に人々の夢でもあるわけだ。

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関連語句
オタスケマン　コロンブス　世界史

参照
Y!Blog＞『タイムボカン』（作品解説I）