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『必殺仕業人』第3話「あんたこの娘をどう思う」

犬のために身体を賣る16歳の生娘・お市が依頼人。被害者は犬。
お市は犬にイチと名付けた。『ドラえもん』でのび太が拾ったのら犬と同じ名前だ。
ここでお市は男に犯され、愛犬を殺されるが、お市自身は健在だった。
主水たちはイチの仇討ちのために仕事をする。

1984年の映画『必殺! THE HISSATSU』でもおきみという娘が猫の仇討ちを仕事人に頼んだがこれは断られ、娘も悲惨な最期。このおきみの依頼は朝吉によって遂行された。

『仕業人』は1976年のシリーズで、『必殺!』は1984年の映画なので、8年の間に主水が「厳しく」なったかとも思えるが1982年の『新仕事人』最終回で主水は秀と勇次の対峙しているところを「やめろ」と制止し「おしめえだな、仲間うちでやりあうようになっちゃよ」と甘いことを言っていた。『仕置屋』最終回で主水は印玄に「もし市松が裏切る素振りを見せたら殺せ」と言っていたのにである(それでも主水は市松に握り飯を与えて逃がしていた)。
ここで『必殺!』の時代設定が問題だ。
『必殺!』は『仕事人IV』のメンバーによる映画だが、スペシャル版では主水たちは1842年に香港に言っているので、これは『仕置屋』で主水が南町に移った1841年(天保12年)の翌年。
しかも1975年の『仕置屋』で主水は42歳で、1981~82年の『新仕事人』では43歳である。

もっとも必殺では本編と映画版では時代設定が異なる場合が多いので注意が必要だ。

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2012年8/20~24

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仕業人
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