サーチナ 7月15日(金)12時30分配信
xyz*****さんの書き込み
2011年7月16日 1時14分
>スーパー戦隊VSシリーズみたいにやるしかない
>「水戸黄門VS大岡越前」エピックON銀幕
>「いざゆけ、ご隠居! はばたけ、大岡裁き!」「誰も見たことのない世直し、奉行のコラボレーション!!」
2011年7月16日 1時22分
>水戸黄門、大岡越前、遠山の金さん、大江戸捜査網、銭形平次、鬼平犯科帳、必殺仕事人、桃太郎侍などが戦隊シリーズや仮面ライダーシリーズのように一同に会して共通の悪を倒す映画をぜひ
Yahoo!ニュースのコメント欄にこういう意見があった。
「水戸黄門と大岡越前のコラボレーション(共演)」というアイデアだが少し無理がある。
水戸黄門と大岡越前
光圀が死んだのが1700年で大岡忠相が南町奉行になったのが1717年。
光圀と忠相が「共演」するなら忠相が奉行になる前の話になる。
光圀は1661年に藩主になっており、1677年に大岡忠相が生まれた。
光圀が1690年に隠居して6年後、1696年に忠相は20歳で、忠相は親戚(從兄)の起こした殺人事件の連座で閉門蟄居になった。この話を光圀隠居時代に描く方法がありうる。
1697年に吉宗(当時14歳、頼方)が綱吉に謁見しており、これは1995年放送のNHK大河ドラマ『八代将軍吉宗』で描かれているが、2009年放送の『水戸黄門』第38部第5話では吉宗がまだ源六と名乗ってて、紀州を訪れた光圀と出会ったという設定であった。もちろん、これはフィクションで、光圀は「史実」では熱海から西には行っていない。
また、忠相が南町奉行になった当時、水戸藩主は3代目藩主・徳川綱條であった。
忠相が1717年に奉行になった翌年の1718年に綱條が他界しているので、忠相が町奉行であるという前提で「水戸黄門と大岡越前のコラボ」を描くのでであれば、1717年か1718年の時代を描くことになる。
『暴れん坊将軍』では田村亮が大岡を演じていた第8シリーズ第10話で神山繁が綱條を演じており、暴れん坊将軍と水戸黄門(綱條)のコラボレーションが実現している。個人的にはTBS『水戸黄門』で初代格之進役だった横内正が忠相を演じていた初期『暴れん坊将軍』シリーズでこの企画をやってほしかったところだ。
このように『水戸黄門』と『大岡越前』は実在の人物を主人公にしているので素人が安易にコラボレーションなど考えても無理がある。
なお、佐野浅夫と高橋元太郎は『大岡越前』でもレギュラーだったことがある。
『大岡越前』の場合、2006年の最終回スペシャル版では里見浩太朗もゲスト出演している。
鬼平と暴れん坊将軍、大岡越前
『鬼平犯科帳』の主人公・長谷川平蔵の場合、吉宗が将軍を辞めた1745年に生まれており、吉宗と忠相が没した1751年当時、平蔵は数え年7歳だったから、暴れん坊将軍と大岡越前は鬼平とかろうじて生きた時代が重なる。ただそれは平蔵の幼年期を描いた場合である。『仕掛人・藤枝梅安』の劇画版で松平定信が小杉十五郎に吉宗隠居から寛政の改革までに経緯を語る場面がある。
鬼平と金さん
長谷川平蔵が火付盗賊改方の長官だったのは寛政の改革の時代で、当時の水戸藩主は徳川治保(第6代水戸藩主)であった。
長谷川平蔵が没したのは1795年で、当時、遠山金四郎景元は数え年3歳。
ただ寛政の平蔵の長男である長谷川宣義であれば家斉の治世の末期まで起きており、景元が町奉行に就任する前に宣義と同時に生存していたことになる。
景元の父・遠山景晋であれば生きた時代が定信や大黒屋光太夫とほぼ重なるので、寛政の鬼平との「共演」があっても不思議はない。
仕事人と水戸黄門、大岡越前、鬼平、金さん
中村主水は架空の人物で、『必殺忠臣蔵』では元禄時代にいたし、必殺シリーズナ現代版2作では20世紀にも2名ほど存在した。
中村主水と水戸光圀が「共演」するなら『忠臣蔵』の直前になる。
藤田まことが演じた丹下左膳は中村主水と知り合いだったようで、丹下左膳は吉宗の時代の人物。
『必殺仕事人V』では第1話の序章『仕事人意外伝』の時代設定は1843年から翌年の天保年間で遠山景元が北町奉行または大目付だった時代。映画作品『必殺!ブラウン館の怪物たち』は1866年末の慶喜の時代になって時代が20年もずれているが、さらに「主水、源氏と平家に泣かされる」では壇ノ浦の合戦から600年後、つまり1785年当時の話があり、『意外伝』から60年前、『ブラウン館』から80年前の話になる。
1785年当時というと田沼時代の末期で、2年後の1787年に松平定信が寛政の改革を始め、長谷川平蔵も火盗改方長官になっている。
『仕事人vs秘拳三日殺し軍団』では主水が長谷川平蔵と会っている。
「源氏と平家」では中村家の系図が2種類出てきて、初めは中村家が桓武平家の子孫、次は中村家が清和源氏の子孫であることを示す系図で、いずれも当主が「中村主水」を名乗ったのは「享保参年」からであり、これは西暦にすると1718年以降、綱條が没して宗堯が水戸藩主になった時代である。
『仕事人アヘン戦争へ行く』では遠山景元が夜鶴の銀平のような船頭に化けていた。
水戸黄門と金さん
徳川光圀は1700年没で、遠山景元は1793年生まれであり、生きた時代が1世紀も離れている。
『江戸を斬る』で西郷輝彦または里見浩太朗が遠山景元を演じたことがある。このとき、森繁久彌が水戸の隠居を演じていたが、これは斉昭である。なお、劇中で斉昭は景元より年上として描かれていたが、斉昭は1800年生まれなので、実際は景元のほうが7歳年上であった。
補足
『水戸黄門』の後番組についてはまだ發表はないが、ネットでは「後がクイズ番組だったらテレビの終わり」とか「韓流はやめれくれ」という書き込みがある。『水戸黄門』の時間帯はパナソニックドラマシアターで、長年、松下電器の提供で松下電器、C.A.L、TBS制作の番組を放送していた。海外の番組を放送したりクイズ番組になったりしたらパナソニックドラマシアターそのものの終了になる。すると『水戸黄門』だけでなくドラマシアターそのものの終了の可能性もあるのだろうか?
Y!Japan 水戸黄門 大岡越前 遠山の金さん コラボ
Y!Japan 水戸黄門終了 終わりの予感
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2011年8/2 8/2~4
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