富士塚を行く

身近な富士塚を見に行く
都内区部が多いが
その周辺地、遠隔地にも
足を延ばして見て歩いた記録

× 塚越稲荷神社 <蕨市>

2021年01月01日 17時06分34秒 | 富士塚

 以前、古墳なのではないかと聞いて、調べに行ったことがある。でも、その時は、富士塚なんて関心がなかったので、その可能性を探るなんてことはしなかった。でも、今となってみると、古墳と謂うよりはむしろ富士塚の方が有り得る気がして来た。と謂う訳で、再訪して確かめてみる。

 塚越経塚とも謂われていた此の塚は、新編武蔵風土記稿にも記述があり、古くから知られていた様である。また、その塚は、古墳が流用されたなんて説もあり、以前行った時は、古墳だったらいいなぁ!蕨に古墳が有ったらいいなぁ!などと、根拠もない話しに期待して行ったけど、結局、そんな様相は発見出来ず。でも、今度は富士塚だったらいいなぁ!と、またまた根拠のない期待を持って向かった。

 神社は、綺麗な朱塗りの鳥居やら燈籠、階段の手摺、そして本殿と、兎に角、朱色が目立つ神社だ。稲荷社だからかな。

▲初詣の準備がなされ、塚の状態は分かりづらいが、矢張り、富士塚らしい様子は覗えない。

▲猿田彦はあるが、講碑とか浅間大神とかは見当たらず。

▲塚の正面左手側へ廻り込むと、力石があった。富士塚と関係ない,,,かな。

 早速、神社内の表示物等を見る。しかし、ここが富士塚である説明は見掛けなかった。そして、社殿の乗る塚状のものにも講碑や、富士山を思わせる石碑、黒ボク石も見当たらない。小御嶽神社とかもなし。社の裏側に回り込んでもなし。矢張り、此処は富士塚ではなかったのだろうか。

 この日は、年末とあってか、既に初詣用の準備がなされており、氏子なのか神社保存会の人なのか、熱心に準備と、来訪者への応対をしている。そうだ、ここの人に、冨士塚なのかどうか聞けば良かったなぁ、、、。失敗した!

残念乍ら、富士塚ぢゃぁなかったけど、でも、あまびえのお守りが貰えたから、良かったかぁ!、、、って、全然、目的外の行動になって仕舞った。

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 埼玉県蕨市塚越三丁目2 塚越稲荷神社内
 2020年(令和2年)12月29
日・ 火曜日・10時頃・晴れ


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