視神経脊髄炎:Dr Mark Trozzi(マーク・トロッツィ博士)がCOVID-19 mRNAワクチンによる障害報告に関する査読済み論文の約1,000件を掲載したサイトの紹介の続きです。
1000 peer reviewed articles on “Vaccine” injuries
その中で43項目目は「Pulmonary Embolism」になっていますが、論文リストの中身は視神経脊髄炎(関連疾患)(Neuromyelitis Optica (Spectrum Disorders)だと思われます。(時々間違いがありますので、ご注意ください)
視神経脊髄炎(関連疾患)(Neuromyelitis Optica (Spectrum Disorders), NMO(SD))は、視神経や脊髄を中心とした中枢神経に炎症性の病変が生じる、自己免疫性疾患です。日本では、視神経脊髄型の多発性硬化症(MS)として診療されてきましたが、MSよりも視神経障害が高度だったり、脊髄病変が縦に長いといった、MSとは異なる特徴を有していることが報告されるようになりました。
デビック病としても知られる視神経脊髄炎は、目の神経や、脳や脊髄を含む中枢神経系に影響を与える非常にまれな自己免疫疾患です。自己免疫疾患は、免疫システムが機能不全に陥り、自分の体自身の組織や器官を攻撃するときに発生します。視神経脊髄炎では、自己免疫攻撃により視神経の炎症(視神経炎)と脊髄の炎症(脊髄炎)が引き起こされ、その結果生じる損傷により、脱力感、失明、神経痛、筋肉のけいれんなどの幅広い症状が引き起こされます。
Beware of neuromyelitis optica spectrum disorder after vaccination with inactivated virus for COVID-19:
COVID-19不活化ウイルスワクチン接種後の視神経脊髄炎スペクトラム障害に注意:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34189662/
Neuromyelitis optica in a healthy woman after vaccination against severe acute respiratory syndrome coronavirus 2 mRNA-1273:
重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2 mRNA-1273ワクチン接種後の健常女性における視神経脊髄炎:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34660149/
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New onset or relapsing neuromyelitis optica temporally associated with SARS-CoV-2 infection and COVID-19 vaccination: a systematic review
Tamar Harel
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fneur.2023.1099758/full
Post COVID-19 vaccination neuromyelitis optica spectrum disorder: Case report & MRI findings
Noor Badrawi ,
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34659602/
COVID19ワクチン2回目接種1週間後に急性錯乱状態と平衡失調を2週間呈した32歳男性の症例を紹介する。MRI所見は典型的な視神経脊髄炎スペクトラムの分布を示し,AQP4 IgG陽性であった.