東京都の一日当たりの新型コロナ陽性者数が5,000人台から増えないのが不思議に思う人はいませんか?
都は1日あたりのPCR等の検査能力を通常時7万件、最大稼働時9万7000件確保しているが、足元の検査数は1万~1万5000人程度にとどまっているそうです。 陽性率が30%ていどなら納得できますよね。
保健所業務が逼迫し、積極的疫学調査を縮小したそうですが、保健所から濃厚接触者に認定されなければ無料の行政検査はうけられません。家族でも濃厚接触者に認定されない例があるとか?相変わらず濃厚接触者を狭く限定した検査がほとんどだそうです。
発熱等の症状があれば、お医者さんのところで保険適用で無料のPCR検査を受けることができますが。鼻水や下痢程度なら?です。
尾身会長が国会で、「検査数が足りないのは無症状者が積極的に検査を受けないから」とか言ったそうですが、無症状者が積極的に有料の検査を受けると思いますか?
一見、新規感染者数などの数値が改善されたように見えても、陽性者を取りこぼしている可能性が非常に高いですよね。検査を受けられなかった潜在陽性者が、死後、肺炎症状が無くても心不全などでコロナの陽性が判明するケースが増えてもおかしくないと思います。
【追加】
『新型コロナの感染爆発に伴って濃厚接触者などの検査が追いついていない問題で、厚生労働省は、保健所の判断がなくても医師が感染者の家族らに対して積極的に検査を促すよう自治体などに通知しました。
今回、厚生労働省から自治体に出された事務連絡では、「緊急事態宣言」地域での対策として、「学校、職場、保育園等において体調が少しでも悪い場合は気軽にPCR検査などを受けられるよう促すこと」としました。そのうえで、医師が感染者を確認した場合は、保健所の判断がなくても同居する家族などの濃厚接触者に検査を促し、必要な治療を行うよう求めています。』
遅いけど、やっと厚労省も動きました。保健所が濃厚接触者を認定するなんてナンセンスですよね、保健所の負担はもっと減らさないといけませんね。