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ECMO (体外式膜型人工肺):一口メモ

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 体外式膜型人工肺(Extracorporeal membrane oxygenation, ECMO)は、重症呼吸不全患者または重症心不全患者に対して(時に心肺停止状態の蘇生手段として)行われる生命維持法である。 心臓と肺が、生命を維持するのに十分な機能を失った際に、心臓と呼吸の補助をする治療法である。

ECMOは患者の体内から血液を抜き出し(脱血)、人工肺にて二酸化炭素を拡散により除去するとともに、赤血球に酸素を付加(酸素化)し、再び体内に戻す(送血)ことを行う。これにより、肺が本来行うべき酸素化と二酸化炭素除去を代替し、肺を全く使用しなくてもよい状況(Lung Rest)を作り出す。

 ECMOは手術中の心肺機能の代替や心肺停止した人の蘇生を目的に使われることが多い。その場合の使用期間は最大2、3日程度だ。一方、肺炎の治療では装着期間が1、2週間から1カ月程度と長くなる。ECMOを使うと血栓ができやすくなるため、血液が凝固するのを防ぐ薬を使う。長期間使うことにより、脳出血や消化管出血を起こすリスクが高まる。

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