糖尿病ケトアシドーシスの合併症
9.治療は輸液とインスリン注射.低血糖と電解質異常に注意.小
・糖尿病ケトアシドーシスの治療については,米国糖尿病学会と英
・糖尿病ケトアシドーシスの治療に関連する合併症として多いのは
・糖尿病ケトアシドーシスの重篤な合併症としては脳浮腫もある(
10.脳浮腫は疑ったら即治療!
・小児の糖尿病ケトアシドーシスにおいて脳浮腫を合併する頻度は 0.7-1.0%である.5歳以下,高度な脱水(BUN高値),
・HCO3 投与,過剰な輸液,輸液開始1時間以内のインスリン治療も脳浮腫
・脳浮腫は一般に小児で認めるが,28歳までの若い成人での報告
・脳浮腫は治療開始後12時間以内に起こることがほとんどで, 24時間以降に起こることは稀である(Pediatr Diabetes 2014; 15: 154-179).
・脳浮腫を疑う症状としては,頭痛,嘔吐,徐脈,血圧上昇,呼吸
・通常,脳浮腫の除外は眼底検査(乳頭浮腫がないことを確認する
・国際小児糖尿病学会(International Society for Pediatric and Adolescent Diabetes) のガイドラインでは,脳浮腫を疑ったら直ちに治療が開始されなけ
0.5-1.0 g/kgのマンニトールを10-15分かけて投与する.初回投与
・脳浮腫治療中は上体を30°に挙上し,注意深く観察する.呼吸
・患者の状態が安定したら,脳出血と脳血管塞栓症を除外するため