今年も例年通り、春から夏にかけて繰り返し卵を産み付けに来た。下の写真の左は4月下旬に撮った写真で、柑橘類の新葉を狙って産み付けていた。右は7月上旬で、暑くなってから出てきた新葉を狙っているのかもしれない。
玄関脇の柑橘類の樹は大きくなっているが、プランター等にも幾つか小さな柑橘類の樹がある。食べた柑橘類の種を埋めてみたりするからだ。以下の写真は昨年5月に撮ったものだが、家の裏のプランターにある十数センチの柑橘類の樹も目ざとく見つけて卵を産み付けていた。そして幼虫たちは葉を食べながら育っていった。
ただ、これらの幼虫たちは成長途中でスズメやシジュウカラ等にほぼ食べられてしまう。私も玄関脇の樹の枝の間をスズメ等が飛び回って物色しているのを見かけたことがあるし、妻は緑色になった数センチの幼虫をスズメが咥えて行ったのを見ていた。
スズメたちは十数センチの樹の方にも目ざとくやってくるが、今年6月初旬には一匹だけ生き延びていた。見つけた時はまだ茶色だったが、しばらくして無事脱皮して緑の幼虫になっていた。
プランター等への水やりの際にいるのを確認しながら見守っていた。十数センチの樹の方は葉が丸裸になったので、玄関脇の方から枝を切ってきて近くに挿したりもした。しかし、幼虫はある日いなくなった。サナギも見つからなかったし、サナギになるにはまだ小さかった。
虫かごに保護して育てようかなとも思ったが、見守るだけにしていた。これも自然の営みだ。アゲハチョウは毎年やってくるので、我が家でなくとも生き延びる幼虫はそれなりにいて、チョウになっているのだろう。