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日本本史の謎は「地形」で解ける 三部作

 数年前の本であるが、この三部作を昨年読んだ。著者の竹村公太郎さんは、河川行政に長年やっていた技術系の方だ。


 出典 Amazonから切抜

 感想を一言でいうと、知的好奇心を刺激し、満足させてくれる本だった。解けた根拠を地形、気象、治水の観点から説明していて納得性は高い。各地の現在の地形等ではなく、昔の地形を根拠に科学的に説明してくれる解けたという謎の中には、ピラミッドの謎などのように納得しかねるものもあるが、そういうことも含めて面白く、一読をお勧めできる本だ。

 かつて石山本願寺があり、現在は大阪城がある場所が昔は湿地帯に半島のよう突き出た上町台地の先端だということが書いてあった。浪速の名前の由来でもあり、上町台地の回りは、大昔は海で、当時でも湿地帯だったのだ。

 50年以上前、上町台地の一番高い辺りに住んでいた。2階の物干から心斎橋のネオンがよく見えた。小学1年か2年の時、大阪城に写生会に行ったのを覚えている。多分、歩いてだった思う。当時はなかったが、地下鉄の一駅分ほどの距離だ。

 小学校低学年の時に引っ越してしまったのだが、10年ほど前、ついでがあったので昔住んでた場所に一度行ってみたことがある。坂を下りて通っていた幼稚園はまだあったが隣接していた小学校は公園になっていた。イメージの中で大きな坂はちょっとした坂に過ぎなかった。もう二度と行くこともないだろう。


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