半分昨日の続きですが、基本的な内容が変わるので別記事にしました。
普段はメモリ増設やSSD換装をしたHP Pavilion dv7という古い17インチノート利用しているが、昨年の春ごろ、ファンから大きめの異音がし始めた。ほこりが詰まったのかと思い、簡単に外せる範囲で裏蓋を開けて掃除したが効果はなかった。その時点で既に7年以上使っていたので、機械部品であるファンが故障してもおかしくはなかった。
型番をたよりにネットで調べてみると、CPUのヒートシンクとファンが一体化した造りであるが、分解方法の解説記事等も見つかり何とか交換できそうだった。交換用ファンもAmazonで1,600円ほどで売っているのが見つかったので、CPUグリス等も400円ほどで購入し、3時間ほどかけて何とか無事交換できた。大変だったけれど、ちょっと楽しかった。
完全に分解した時の写真が以下だ。ここまでノートパソコンを分解したのは初めてだった。ただ、ここまでやると壊れてしまう可能性もあるので、やる時は覚悟は必要だ。

下の写真が裏蓋を開けたところだ。左上にファンが見えているが、メインボードを外し、さらにヒートシンクをCPUからはがしてからでないと交換できなない造り。ネジ、コネクタ、フラットケーブルとかうまく外さないといけないのでなかなか難しい。キーボード側もバキバキとツメを外した後でネジを外す必要があるが、ツメが一部折れてしまった。使用上、支障はないレベルだけど。

2.5インチベイが2つあるので、この際、SSD換装で取り外していたHDDを2ndの方に繋ごうかと思ったら、専用のスリムなSATAケーブルが必要だった。探したらAmazonで売っていたのだが、5,000円以上する上によくないレビューも結構あったので、止めにした。おとなしくリカバリ用HDDとして保存しておくことにした。
部品類の耐用年数を考えると次に壊れそうなのは、電源回りかもしれない。割とメジャーな機種なので、ファンと同様に純正品でない交換用の部品が見つかるかもしれないと思っている。
キーボードも長年使うと接触不良になりやすいが、既にUSB接続のキーボードとワイヤレスのマウスをつなげて利用しているので、その辺りは問題ない。
液晶のバックライトとかが劣化してきたら、D-subやHDMIインターフェースがあって外付けのディスプレイも繋げられるので、それも対応可能だ。
ここまで来たら、とことん使っていきたいと思っている。
【2020.10.11追記】
この記事を見に来る人が多いようで、人気記事の上位によく出ている。やはりこのタイプの機種はファンが壊れやすいのかな。
交換に使用したファンは、純正品ではなく
Gotor DV6-6100 KSB0505HB 対応交換用 CPUファン |
という代替品だが、耐久性は低いようだ。1年ちょっとしかもたなかった。夏前ぐらいから、また異音(大きな音)がなり始めた。ただ、スタンバイからの復帰を含む起動時に回転数が上がった時だけなので、そのまま使用している。いつまでもつか分からない感じだ。
あそこまで分解して、再起不能のリスクを負って1年ちょっとしかもたないようだと、もう1回やるべきか悩むところだ。KSB0505HBをキーワードに検索すれば、他にも見つかるけど耐久性とか不安だし。
【2021.3.16追記】
ファンの騒音は起動時だけで状態はひどくはなっていない(少しうるさくなっている気もする)が、Windows10のアップデートに失敗してリカバリーになったりして、ハード的に限界が近いようにも思ったので、昨日をもって利用するのを止めた。SSDに換装したり、ファン交換もしたが9年以上もったので、HPの東京生産の耐久性は十分だったと思う。