もう3年半ほど前になるが、Amazonを騙るフィッシングメールが届いたというブログ記事を書き、どの辺りを見れば怪しいと分かるか等について説明した。その後も様々な迷惑メール(不正メール)が届き続けており、時々サンプルとしてXにポストしたりしてきた。
最近は生成AIを使って色々自動生成できるようになったせいか、こういうことをやる輩が増えたのか迷惑メールが一段と増えている。私は迷惑メールに関しては次の3種類の処理で対処している。
プロバイダの迷惑メール振り分けサービス
標準サービスとしてプロバイダ(ぷらら)が無料で提供している。判定レベルの設定は「強 / 中 / 弱 / OFF」の4段階から設定可能だが、特に設定はしていないので初期設定で中(標準的な基準で判定)になっているはずだ。
ここで迷惑メールと判定されるとサーバ側の迷惑メール専用フォルダに保存されるため、パソコンまでは届かない。プロバイダから定期的に連絡メールがくるので、Webメールでログインしてリストを確認して一括削除する。まれに不正ではない宣伝メールが仕分けされていることがある。
ここで止まる不正メールはせいぜい2~3割だ。判定レベルは上げればもっと止まると思うが、誤判定されるのもいやなので設定は変えていない。少し古いがプロバイダで止まっていたAmazonを騙る迷惑メールのリストの例をポストしていた。
メーラの迷惑メール判定
私はメーラーとしてはThunderbirdを利用している。Thunderbirdには迷惑メールを自動的に判定する機能があり、受信トレイのメールの一覧に迷惑メールマークが付くようになっている。詳細なアルゴリズムは分からないが、自分で迷惑メールマークを付けると学習もしてくれるようだ。
夜中の間に届いていた迷惑メールの一覧を8月にポストしていた。最近はもう少し増えている。
件名や通信相手(送信者)を見るだけでも迷惑メールと分かるが、朝一つずつ削除したり、日中に受信トレイにパラパラ届くのを一々削除するのも面倒だった。それでメッセージフィルタも利用するようになった。
メッセージフィルタで迷惑メールフォルダに仕分け
Thunderbirdのツールとして用意されているメッセージフィルタの機能を使い、新規メールを受信時、受信メールの差出人、件名、本文などに特定の文字列を含む/ 一致するメールを迷惑メールフォルダに自動的に移動させている。私が設定しているメッセージフィルタは以下のような感じだ。
フィルタに引っかからなかった迷惑メールがあれば条件を足していく必要があり、条件がどんどん増えて行ってしまうのは難点ではある。しかし、条件を満たすメールが迷惑メールフォルダにひとまとめになり、メールの一覧をさっと確認したあと右クリックで「迷惑メールフォルダを空にする」を選べばまとめて消せるようになる。
メッセージフィルタの結果、迷惑メールフォルダに朝一番で溜まっていたメールの例もポストしていた。
Thunderbirdの迷惑メール判定に引っかかるようなものはほとんどメッセージフィルタに先に引っかかるので、受信トレイに迷惑メールが表示されることはほぼなくなってきた。
迷惑メールの例
日々20~30通は届くが、サンプルとして最近ポストしたものを3つ例として紹介しておく。
日本語がおかしくて一目見て分かるものもあるが、カーソルを持って行ってリンク先を確認しないと分かりづらいものもある。
リンク先の多くは.cn(チャイナ)だが、最近は.sbs(サイドバイサイド)や.bond(債券を扱う企業等)も増えてきた。私は楽天市場のヘビーユーザーだが、楽天市場でカードを使った時と見た目が同じ迷惑メールも届く。
有名人のイベントに絡めたような迷惑メールも来る。ただ、メール中にリンク先はないのが不思議だけど。