移ろう季節

ザーーという音、何の音、朝、目覚めにベットで聞いた音、、それはすごい雨音だった

雨が止んでも尚　雨雲一杯暗い空、いつまでも夜が明け切らない様な暗さ、
とっくに時間はあけているのに　

予報通り、季節の変わり目、寒と暖のせめぎ合いが続いている、そんな一日が暮れて～～、

秋の夜長
明るい照明の下にいるのに飽きて　暗い門外に出てみる～～今夜の空は曇り勝ち、

見上げる頬に霧のような細かい雨が降りかかる、、、

田舎町の夜は静か、風も吹かない穏かな夜、

忍びなく虫の音が過ぎ去った日々を宝石に変えている～

秋めいて～

夕暮れる時間、西の空に糸を引いた様な飛行雲、、
それにつられて見上げる大空には

刷毛で撫でたような薄い雲が広がっていた、、
天高く馬肥ゆる秋、と云われる、ま

さに空の雲は秋の気配だ、

墓参りの彼岸も終わって、朝晩は

すっかり涼しくなり、肌寒ささえ感じる頃となった、、

日も短くなって～～

青い空に真綿を千切ったような白い雲、
台風去って知る秋晴れの汚れなさ、

少し冷たい風が吹いてきて木の葉がはげしく踊っている、、

素晴らしい秋晴れの一日だった、
すっかり日も短くなって、、

急速に落ちてゆく太陽～　秋の日の釣瓶落とし゛という、

そんな落日と共に～～

今日一日、脳裏をよぎった憧れもまた深い闇に消えていった、、

台風去って

少しむし暑い今夜、台風の余波か、窓を開ければ強めの風が吹き込んでくる、
肌に心地よい風～～

今回の台風１３号は無事通り過ぎたようだ、、

これから暫く、９月、１０月と台風の時期を迎える、被害のない事を祈りたい

さて
数年前、神社の参道で買った゛酔芙蓉゛～～
庭に植えたら　今ではびっくりする程、大きくなった。それが　今年も咲き始めた、、昨日から一輪、今日また一輪と咲いてきた、

゛酔芙蓉゛～～
花の色が、早朝は白色、日中はピンク色になり、夕刻は紅色に、

酒に酔っぱらった様に顔が赤くなっていくのに喩えて「酔芙蓉」と名付けられた、、

槿の花

早朝　曇っているのか霧なのか分らなかった、が　深い霧だった。

微細な水滴が無数に空中に舞っている、、少しここに居れば　髪がべっとりと濡れてしまいそうな・・・
そんな朝だ。。

こうして少しずつ薄皮を剥がすように夏を取り去って行く自然、

遅くまで鳴いていた゛ツクツクボウシ゛の鳴声も聞かなくなった、

夏の名残を引きずるような槿の花、　一輪咲いている朝。。