【REPORT】JYJ ユチョンが贈る特大のファンサービス…ユチョンが泣いてファンも泣いた入隊前最後のファンミーティング Vol.2 - ENTERTAINMENT - 韓流・韓国芸能ニュースはKstyle
8月27日に入隊が決まったパク・ユチョンが、入隊前最後のファンミーティングツアーを大阪、名古屋に続き、2015年7月22日(水)、23日(木) 横浜アリーナで開催した。ここでは、最終日の23日のリポートの後半をお届けする。
ゲームはまだまだ続き、次はユチョンひとりがサッカーのストラックアウトに挑戦。ボールが当たったのは「ロシアンシュークリーム」。7つの小さなシューの中で、甘いのは1つだけ。ユチョンが選んだのは辛子たっぷりのシュー、たちまち涙目になり「甘いのを食べたい、どれですか?」と捜すユチョン。次のボールは的を外したため、強制的にモノマネを。「ジュンス!」という声が多かったので「インクレディブル(Incredible)」ダンスのさわりを披露。踊ったあとで照れまくるのが可愛い。そして次にボールが当たったのは「変顔」。実は変顔には自信がある(?) ユチョン、今回もかなり大胆にトライし「やりすぎだったですね」と反省するのが面白かった。
みんなに愛されるユチョン…ずっと見ていたい存在
ファンとのふれあいタイムの最後は「YUCHU'sキッチン」と題した料理コーナー。パンケーキにフルーツ、シロップ、アイスなどを自由にトッピングして、3人の幸運なファンに「ア~ン」して食べさせてあげたユチョン。スギちゃんには結婚祝いにタバスコをかけた特製の辛いパンケーキをプレゼント。ミッキーマウスの顔がついた可愛い黒のエプロンをつけていたユチョン。最終日ということで、会場のファンからのリクエストでこれもプレゼントされた。
楽しかったイベントもあとはライブを残すのみ。ユチョンは着替えに行き、ゲームのお手伝いをしてくれたゲストのスギちゃんはここで退場。「ユチョンさんがみんなに愛されるの、わかりますね。ずっと見ていられる。家に来てほしいな~、1回でいいから。朝起きたらそこにいてほしいね。あと、同性からも好かれそうですね」と感想をのべたスギちゃん。これ、ユチョンの魅力をかなり的確に言い当てていないだろうか。スターには遠くから見ていたいタイプと、できれば近くに寄りたいタイプがいる。ユチョンは後者。何かをしているときも、何もしていないときも可愛くて、許されるものならいくらでも見ていたい……。
ここでMCの古家さんからも締めの言葉があった。「初めてユチョンさんに会ったのは8年前。ラジオのスタジオに来てくれた。キラッキラしていて星みたいな人だった。星という漢字は、日に生きると書く。10年間、大変だったと思うけど、毎日一生懸命生きてスターになったのではないかと思う」という温かいコメントに、涙をぬぐうファンの姿も。
「今日のこの瞬間は心に残るから大丈夫」
さあ、ここからは歌手ユチョンによるライブの時間。鮮やかなグリーンのボタンダウンのシャツに着替え、まずは福山雅冶の「最愛」を歌うユチョン。続いて「ミス・リプリー」の主題歌「君のための空席」を熱唱するユチョン。「ありがとうございました。今日で最後になっちゃったけど、さびしいですね。2年過ぎてまた会えるときは今みたいな感じではないと思う。僕のことを忘れても全然平気です(笑)。ただ、ただ、今日のこの瞬間は心に残るからね、大丈夫。またJYJで会いたいですね。どのくらいになるかわからないけど、いっぱい時間が過ぎて、できれば……。」そして「ありがとうございます。一緒に歌ってください」と言って歌い始めたのは「成均館☆スキャンダル」の主題歌「見つけた」。大合唱するファンの頭上に色とりどりの風船が落ちてくる。ファンにマイクを差し出すユチョン。場内を見渡す目が優しい。
その後、電動立ち乗り二輪車セグウェイでスタンド席を1周し、バズーカ砲でサインボールを客席に打ち込んだユチョン。会場はもう、熱狂の嵐。「ユチョ~ン!」という歓声があちこちであがる。ここで事前に協力が呼びかけられていたファンから歌のプレゼントがあった。曲はJYJの韓国語曲「You're」。前奏が流れると「ひさしぶりだからもう1曲ってこと? この歌詞は忘れたよ」と慌てた様子のユチョン。ファンが合唱しているのを見て「歌詞覚えたの? あ~後ろのモニターに出てるのか、うますぎると思った」と膝を叩いて笑っていたが、やがてこれが自分へのサプライスの贈り物なのだとだんだんに理解し、真顔になっていく…ゆっくりとファンひとりひとりの顔を見わたすユチョン。その体を感動の波が満たしていくのが手にとるように伝わってきた。
「ユチョンとJYJを忘れないでください」
最後はファンと「僕たちはひとつだから」と合唱したユチョン。「これ、練習したんですか? えっ?」とおどけて笑顔を作ろうとしたが、今度はファンがプラカードを掲げて「キダリルケ」(※ルは小文字で / 待ってるから) とメッセージを大合唱したからたまらない。ぶわっとこみあげてきた涙を押さえきれず、白いタオルで顔を覆って後ろを向いてしまったユチョン。しばらく前を向くことができない。ようやくファンのほうを振り返ると、声にならない声で「ありがとうございました」と頭を下げた。ここでほとんどのファンがもらい泣き。「パク・ユチョン!」の大コールのなか「みなさんを忘れないように、頑張るからね、また笑顔で会いましょう」と言ったユチョンは会場全体にハートマークを作ったプラカードをバックに記念撮影。「みんな、ハートして!」と楽しく盛り上げたユチョン。だが、最後に一言、とうながされて言ったのは「俺、ユチョン、ユチョンとJYJと……忘れないでください。ありがとうございました」ファンの涙は止まらない。
ここでモニターにユチョンからのメッセージ映像が映し出された。人生の3分の1を一緒に走ってくれたファンへの感謝、ファンミではありのままの自分を見せようと思ったこと、決して平坦な道ばかりではなかったこと、新たな岐路を迎えての正直な不安……2年後、よりたくましく成長した姿を見せるための第一歩を踏み出そうとするいまの気持ちが丁寧に綴られたメッセージの最後は「みなさん、愛してます」の言葉で締めくくられていた。
「日本デビューしてほんとによかった…皆さん本当に愛してます」
やまないアンコールの声を受け、黒のニットに着替えて再登場したユチョン。映画「STAND BY ME ドラえもん」の主題歌「ひまわりの約束」を歌う。場内いっぱいにファンが掲げるひまわりが、まるでお花畑のように揺れている。ニコニコとそれを見ながら歌っていたユチョン、「ひまわりのような」の歌詞でついに我慢できなくなったのか、顔をゆがめて絶句した。涙でとぎれとぎれになる歌、ため息をついて、小さな声で「ごめんなさい」と言って、自分を励まして、最後は優しく微笑みながら一緒に歌うファンを見つめていたユチョン。いまこの瞬間をいつくしみ、心に刻みつけようとしているその顔は、とても美しかった。そして最後に搾り出すように言ったひとことが「日本デビューしてほんとによかった」。これにはそれまで我慢していたファンの涙腺も大決壊。「本当に愛してます。本当にみなさん、ありがとうございました。気をつけて帰ってね! ありがとございますみなさん、さようなら!」と言ったユチョンの声も涙声。
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「ちゃんと覚えてるからね、みなさんも今日を忘れないで」
場内が明るくなり、イベント終了の場内アナウンスが流れてもファンは席を立たず、「パク・ユチョン」コールが延々と続く。ついにユチョンがステージに再登場した。もう泣いていない。迷惑そうな「早く帰って! みんな」の第一声にファンも大爆笑。「こんなに幸せでいいのかなと思うくらい幸せでした、みなさんも幸せでしょ? ちゃんと覚えてるからね、みなさんも今日を忘れないで。また会いましょう。お元気で。ありがとうございました。明日空港で会いましょう!」最後はまたファンを笑わせて去って行ったユチョン。これまでに舞台で涙を流すスターをたくさん見てきたが、苦労を重ねてきた人ほど、人に泣き顔を見せまいとする。それでも泣いてしまったら、グッとこらえた次の瞬間、何事もなかったような笑顔を見せる。悲しいことがあっても、こうやって乗り越えていくんだよ、というように…。今回のファンミツアーにはユチョンの優しさ、可愛らしさ、本当の強さがいっぱいつまっていた。2年後のユチョンがどんな笑顔を、涙を見せてくれるか、待ち続けたい。