http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130730/k10013414111000.html
落雷で死亡 コンサート主催会社を提訴
去年8月、大阪市の野外コンサートの会場で落雷があり、2人が死亡した事故で、亡くなった女性1人の両親が「安全な場所に避難させていれば事故は防げた」などとして、コンサートを主催した会社に8000万円余りの賠償を求める訴えを起こしました。
去年8月、大阪・東住吉区の長居公園で起きた落雷事故では、野外コンサートに来ていた北九州市の会社員、岩永牧子さん(当時22)と友人の女性の2人が死亡し、8人が軽いけがをしました。
この事故で、岩永さんの両親は「落雷の危険性は予測できたはずで、安全な場所に避難させていれば事故は防げた」などとして、コンサートを主催した東京・港区のコンサート運営会社「エイベックス・ライヴ・クリエイティブ」と大阪・北区の「キョードー大阪」に8000万円余りの賠償を求める訴えを大阪地方裁判所に起こしました。
父親の岩永浩美さん(51)は「娘の携帯電話には、事故の前に列に並ぶ写真が残っており、主催者の誘導にしたがっていたはずだ。事実を知るには、裁判しかなかった」と訴えました。
一方、エイベックス・グループ・ホールディングスは「訴状を見てから検討したい」と話しています。