ぼちぼち。

愛するわんこ達と過ごす笑ったり泣いたり怒ったりの日々を
私らしく『ぼちぼち。』と綴っていきたいと思っています。

ある曲のもう一つの顔を想う

2016-08-17 00:32:29 | iPhoneから~。
最近の私はPE'Zもかなり聞き込んでいて
ぜとりおやPE'Zの音がなければもう落ち着かない日々
DVDも買い漁っておる…
嗚呼、自分のお金がある程度自由に使える大人でよかったと実感する日々

週末は兎に角
H ZETTRIOやPE'Zで祭りが開催される我が家

そしてここ数日好きでよく聴いているのが
【大地讃頌-だいちさんしょう-】

【大地讃頌】は日本の合唱界では有名な歌らしい
私は知らなかったけれども…

PE'Zがかの歌に感銘を受けアレンジし演奏していたのはもう2002年のデビュー後まもなく
そして翌年2003年11月にカバーとしてリリースされるのだが

作曲者より著作権上の編曲権と同一性保持権を侵害するとして
東京地裁へ販売停止と演奏停止処分を申請されてしまった

カバー曲にアレンジはつきもの
だからって原曲の欠片もない位の編曲もそうない

更に日本著作権協会への手続きも済ませ
真っ当な段取りを進め
法的問題は何もなかったにもかかわらず
この曲はその後販売停止となった

所属レコード会社は争う姿勢を示したが
PE'Zはこの曲に対しての感銘や敬意を表したつもりだった
その気持ちは変わらないとし
逆に不愉快な気持ちにさせてしまったのなら、と
全面的に作曲者の意向に沿うとしてそれ以降演奏される事は無かった

youtubeや一部発売停止前に出回ったCDによりまだこうして聴くことは出来るけれど
その時のPE'Zのみんなはどう感じたんだろう…

当時、今の私のように
PE'Zの演奏で【大地讃頌】の存在や良さを知る人も少なく無かったと思う

それを考えると
作曲者として【メロディを守る気持ち】も分からなくはないけれども
それが逆に
その曲の可能性をそこで止めてしまう事にもなるんじゃないかと思った

ジャスはアレンジありきの演奏
この曲は聴いていると心が豊かになれる気がする
ゆったりと大地に足をつけ
穏やかに佇む何か大きなものがそこにあるような
それでいて素朴過ぎずに艶やかな空気感
ただ、これらは私の感じた個人的なものではあるけれど

作曲者の方にこそ
PE'Zが敬意を表してアレンジしたこの曲を
大きな心で聴き、愛して欲しかったなぁと思った

もうとても今更な話だけど…

でも私の中では
PE'Zの演奏したものはもう一つのれっきとした【大地讃頌】
これからも愛し続ける一曲です


⁂これは私の気持ちであって
誰かに同意などを求めているわけではありません
作曲者の方を批判しているわけでもありません
情報に誤りがあった場合はお許し下さい