みっちゃん道々・・・

　昔、むかぁしある所に、絵の好きな青年がおりました。

　その青年は*(車)*が好きで、休みの日はガソリンスタンドで洗車をしていました。

　彼女も作らず、せっせとせっせと洗います。*(汗)*

　ある日、喫茶店のマスターが彼の絵をたいそう気に入ったそうな。

　そのスタンドには、もう一人絵の上手いみっちゃんと言う女性もおりました。

　「どうだい？ウチの車庫のシャッターに、2人で絵を描いてもらえないだろうか」

　*(驚き)*　*(びっくり2)*

　紙の上とは違い、二人とも失敗したら大変！と遠慮をしましたが・・・

　「気にしないから、好きなようにして！」*(ウインク)*

　*(ドキュン)*の大きいマスターの一言に、2人はうなづきました。

　平日は時間がないので、休日には2人でハケを持ってペンキを塗ります。

　そして、ミッキー＆ミニーが出来上がりました。*(グッド)*

　2人とも、大きなキャンパスに戸惑いながら、完成しました。

　青年は、みっちゃんと共通の絵を描いて行く内に、少しずつ引かれて行きますが…*(ハート目)*

　みっちゃんは、スタンドの従業員と既に出来ておりました。　　　*(よだれ)*

　見事に振られた青年は、何も無かったかの様に、せっせと洗車を始めましたとさ。

　めでたし。め・・・？

　めでたいのか？　　　*(ショック)*

｛おまけ｝

１０年振りくらいに、みっちゃんと逢いました。

「ｍｒさんよね？」*(靴)*

「・・・あ！、変わっちゃってわかんなかった。」*(青ざめ)*

「ｍｒさんも、年食ったねー！」*(ニヤ)*

（お互い様。。。*(ジロ)*）

でも、彼女の笑顔は変わっていませんでした。　*(うるうる)**(キラキラ)*