
今話の名セリフ:「1人で頑張ればどうにかなるほど、吹奏楽は甘くないよ。」(菅原有斗)
「ヒーリングっど♡プリキュア」第29話「のどかのストレス? 気分転換をさがせ♪」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある朝、のどかは、ランニングに出かけますが、時間はいつもより早いです。最近走り過ぎじゃないかと、父・たけしは心配しますが、のどかは、だいぶ走るのに慣れた上、もっと遠くまで行ってみたいと思っています。
たけしは、それなら途中まで車で送ろうと言いますが、それでは意味ないし、今は体力をつけたいと言って、ランニングに出かけました。
のどかを心配そうに見つめるたけし。のどかが出かけたのをベランダで見ていたアスミとラテも、不安そうに見ます。
同じ頃・・・、



「花寺さん?」


~ Aパート ~
ビョーゲンズのアジトでは・・・、



「辛い!」

「普通ならここまでだが・・・。」



「からーい!」


「いや、何言ってるか分からないんだけど・・・。」

「メガパーツは、入れれば入れるほどスーパー強くなるという事だ! 俺の持論は合っていたのだ! ハーッハッハッハッハ!」


メガパーツは入れれば入れるほど強くなる事を示すのに、何で辛いものを食べるのを例にするんだよ。前々話の黒い水で十分だろ。まったく、無駄な苦行を。(笑)
しかも、グアイワルのエプロン姿って誰得だよ。シンドイーネという適役がいるのに。今回も、地球さんがますます元気になりそうな愉快なコント、ありがとうございます。(笑)
それからしばらくして、ヒーリングアニマル達は、ビョーゲンズが生き物を宿主にして進化したものである事や、ダルイゼンの宿主がのどかだった事について話し、恐れおののきます。
そして、その事が、のどかのストレスに繋がっていて、その発散のために多く走ってるんじゃないかと考えました。それを聞いたラテは、のどかを元気にさせてあげたいと感じます。
その頃、のどか達は学校で勉強中。のどかは早く起きたために、移動教室中に、大きなあくびをしました。
また、ひなたは、昨夜のドラマの話で盛り上がるあまり、リコーダーを落としてしまいます。
「おい。落としたぞ。」
「え・・・。あ! ヤバ・・・。ごめんごめん・・・。ありがとう・・・。」

「大事にしろよ。傷一つで音が変わる。」

「それと、廊下をふさぐように歩くのやめてくれないか。」
「あ、ごめんなさい!」


「やっぱ怖いわ、吹奏の王子様・・・。」
「スイソウ? 水槽の王子様? 人魚?」
「違う違う!」


のどかの天然ボケが可愛過ぎて癒される! 生きてるって感じ! っていうか、ちゆのお笑い耐性レベル、序盤と比べてまったく成長していない・・・。(笑)
「スイソウって、吹奏楽部の吹奏! 今の菅原有斗君っていって、楽器の演奏が上手くて、うちの学校じゃ有名なんだよ!」
「そうなんだ・・・。」

「でもね、クールでストイックで、同じクラブのメンバーからも怖がられるって話・・・。」

「それだけ音楽に対して熱心って事だよ!」

「ことえっち・・・。」
「金森さん・・・。」

ことえも、有斗と同じく吹奏楽部の部員。担当はトランペットで、有斗はトランペットのパートリーダーです。
ことえは先週まで風邪で休んでいましたが、今は元気です。しかし、のどかと同じく、大きなあくびをしました。
ことえは今朝、のどかのランニングを見ていただけに、のどかは眠くないのかと気にします。
しばらくして、アスミとヒーリングアニマル達は海に来ていました。
「ここが、ちゆのストレス発散というか、気分転換スポットペエ。この前も・・・。」

「ペギタンのラップが見たーい!」


「スッキリした! 言ってみただけだから、気にしないで。」

「言ってみただけ」と言ってるけど、じゃあ何でペギタンのラップにしたよ。逆に気になるわ!(笑)
「何だそりゃ!」
「それ以来、ボクなりにラップを練習してるペエ。」
「練習してるラビ!?」


「今では1秒で1枚ラップがかけられるペエ!」
「ラップがちげー!」

まったくねえ。なのに、ドヤ顔しているペギタン、可愛いよ。(笑)

「ヨー。ヨー。ラテの寝顔はサイコー。月の光はゲッコー。どっちも素敵でケッコー。チェケラ。」

「こういうのがラップだよ。古いけど。」

・・・。えーと・・・。何てツッコんだらいいんだろう・・・。さすが地球が生んだ精霊少女はスケールが違うな! ・・・とでも言っておけばいいかな。(笑)
しかし、これでのどかが気分転換できるとは思えないと、ラビリンは指摘します。
という事で、次は、ひなた流の気分転換をしてみる事に。




アクセサリー作り。美容タイム。ファッションなどの雑誌で情報収集。パートナー同士のスキンシップ。やる事が多くて、これでは疲れてしまいます。
昼食の時間になりました。のどかの弁当はいつもより大きいサイズに。

一杯食べれば元気になるという考えからのようです。
また、トランペットの音が。近くで、ことえがトランペットの練習をしていました。
のどか達は、昼休みの時間でも練習熱心なことえに拍手を送ります。
しかし、有斗は、ここで練習するのはクレームがくるから、やめるよう注意。
さらに、音楽室で他のメンバーと一緒に練習するよう言いますが、ことえは、長く休んでいたために勘が戻っておらず、皆の足を引っ張りたくないと思っています。
放課後なら奥の庭は演奏しても平気だと言い残して、有斗は場を去りました。
放課後の時間となりました。ヒーリングアニマル達はそろそろ帰ろうと考えていますが、アスミはまだまだ、良い気分転換を探そうとしていました。
「のどかはいつも一生懸命です。だから、のどかのために、私も頑張りたい・・・。」

そう言っていると、のどか達と対面。すぐに、アスミは、気分転換にどんな事をしたいか、のどかに聞きました。
「のどか、最近ランニング頑張りすぎラビ・・・。」
「少し控えて楽しく気分転換した方がいいペエ・・・。」

「どれくらい走ってるの!? 急に増やすと身体に悪いわよ!」
「あ! 急にお弁当が大きくなったの、そのせい!?」

「あ、あの、でもね・・・、単にもっと鍛えなきゃって思っただけで・・・。」

いやー、のどかはギャグ顔になっても可愛いですな! 生きてるって感じ!
・・・。なんか「生きてるって感じ!」が、もはや手抜き感想になってる感がしてきました・・・。(笑)
その直後、トランペットの音が。近くで、有斗とことえの2人がトランペットを吹いていました。
「今のところダメだ。焦り過ぎ。」
「はい。」

「もう一度、ここから。」


「意外過ぎ・・・。吹奏王子が練習に付き合うとか・・・。」


「ごめんね。上手くできなくって・・・。」

「焦り過ぎ。」
「うん。気を付けます。」
「じゃなくて、風邪なんて誰でもひくんだから、気にし過ぎ。」

「え?」
「1人で頑張ればどうにかなるほど、吹奏楽は甘くないよ。」
「うん!」

「じゃあ、頭から。」



「焦り・・・。」

それから少しして・・・、
「のどか?」
「なんか、金森さんと私って似てるのかなって・・・。」

ちょうどその時、ラテが体調を崩しました。ビョーゲンズが現れた証拠です。
~ Bパート ~
有斗のトランペットを素体にメガビョーゲンが生まれました。さらに、グアイワルはメガパーツを大量投入し、メガビョーゲンを巨大化。
メガビョーゲンの姿を確認したのどか達は、プリキュアに変身します。
生徒達の避難はアースに任せ、他3人はメガビョーゲンを対処する事に。
メガビョーゲンはかなり大きくなっているために、エレメントを活用した攻撃すら通用せず、メガビョーゲンの攻撃に押されてしまいます。
それでも、グレースは、動き続けていればいつか突破口が見出せると諦めませんが、敵の攻撃をもろに受けてしまいました。
メガビョーゲンが踏みつけで追撃してきましたが、グレースは、シールドを張ってガード。ですが、体格の問題で防げそうにはありません。
そこに、アースが割って入りました。アースはメガビョーゲンの踏みつけを押し返し、もう片方の足を攻撃。
すると、メガビョーゲンはバランスを崩し、倒れました。その間に、アースがグレースに駆け寄ります。
「グレース。どうして焦るのです?」

「自分でも焦っていると気付いているのでしょう?」

「だって・・・、だって、私がダルイゼンを作り出しちゃったから・・・。」

「そのせいで地球が・・・。だから、私が何とかしなきゃ・・・。もっと頑張らなきゃ・・・。」
「グレース・・・。」


「グレースは、テラビョーゲンを作りたいと思ったのですか?」
「そんな事、思わないよ・・・。」

「そうです。あなたはそんな事望みませんよね? 金森さんの風邪と同じです。」


「あなたのせいではありません。だから、自分を責める必要はないのです。」



その直後、メガビョーゲンがようやく立ち上がりました。
すぐに、フォンテーヌがキュアスキャンでエレメントの場所を特定。捕まっているのは、音のエレメントです。
その後、ヒーリングハリケーンでメガビョーゲンを浄化。
「のどかー! のどかがあそこまで自分を責めてるって思わなかったラビ! 気付けなくてごめんラビ!」
「ううん。私こそ、ごめんね、ラビリン!」


「焦るのどかは心配ですが、頑張るのどかは大好きですよ!」

「私もよ。これからはもっと私達の事頼ってね!」
「それそれ! 1人で抱え込んじゃうの禁止!」
「ラビリン達もいるラビ!」


「ありがとう、みんな!」

しかし、ラテの具合は良くなっていません。という事で、音のエレメントボトルをラテのリボンに着けて、ラテの体調を回復させました。
そして、エレメントボトルの棚がいっぱいになりました。

それから後日、いつも通り、のどかは朝のランニングに出かけますが、時間は前と同じに戻しました。その代わり、ちゆが考えたランニングメニューに沿って走る事に。
また、母・やすこは、ひなた考案の果物のレシピによるジュースを作って、のどかの帰りを待つと言いました。
「のどかは友達に恵まれてるな。」
「うん! とっても!」

「では、行きましょうか。」
「はーい! お待たせ!」

「今日からよろしくね!」
「はい。無理しないで頑張りましょう!」


「生きてるって感じ!」
「今日も良い天気ラビ!」
「はい!」

今回は、これで終了です。
次回:「キャラがバラバラ? 動物園の休日」
のどか達は4人で動物園に遊びに来ました。
すると、のどかのクラスの担任・円山先生の息子・孝太に会いました。彼は、動物の事に詳しいです。
その孝太は、のどか達が見た目も性格もバラバラなのに、仲が良いのが不思議に思っています。孝太は、友達の秀一とケンカしたばかりのようで・・・。
【まとめ】
ダルイゼンを作り出したのが自分だと知ったのどかは、何とかしたいと思う気持ちが強く、焦りに繋がりましたが、自分の意志でテラビョーゲンを作り出したのではないのだから自分を責める必要はないと、アースの言葉により、1人で抱え込まず、無理せずじっくり頑張ろうと決めました。
さて、今回のポイントは「周りと協力しながら、焦らず、じっくり」でしょうか。
今話前半で、のどかは、朝はいつもより早く起き、いつもより多く走り、昼はいつもより多く食べるようになりました。
そうした理由は、ダルイゼンを生み出したのが自分だと知ったため。地球を滅ぼそうとする組織の1人を生み出したとなれば、大きな責任を感じるでしょうし、それを何とかするために強くなりたいと思う気持ちも分からなくはありません。
しかし、人間には「身の丈」というのがあります。それに合わない何かをすれば、具合が悪くなったり、身体が動けなくなったり、大怪我に繋がったりしてしまうものです。
そうならないためにも、周りの情勢に焦らない事が大切なんでしょう。そして、自分のペースでじっくりコツコツ継続的に物事を進めていく。そうする事で、いつかは、自分の望んでいた強さを得るのでしょう。「継続は力なり」ってやつですね。
とは言っても、自分のペースだけで物事を進めては、分からない事や、できない事があると先に進めなくなってしまうもの。周りに頼る事も大切でしょう。
人は自分1人の力だけでは決して生きれない事を思うと、誰かに頼る事は恥でも何でもありません。だからといって、頼り過ぎれば、周りに流されるのと同じ事。要は、バランスでしょうね。
のどかにしては珍しく、自分を責め過ぎる一面がありましたが、最後は周りを頼りにしつつ、無理せず頑張ろうとしたのは良かったと思います。そのようにして、少しずつ4人の絆を深めてほしいですね。
そして、4人合体技が出るのは、もうそろそろでしょう。今回でエレメントボトルの棚がいっぱいになりましたが、それが関係してくるでしょうね。その時には、今回の出来事がどう活きるのか、しっかり見ていきたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「ヒーリングっど♡プリキュア」第29話「のどかのストレス? 気分転換をさがせ♪」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある朝、のどかは、ランニングに出かけますが、時間はいつもより早いです。最近走り過ぎじゃないかと、父・たけしは心配しますが、のどかは、だいぶ走るのに慣れた上、もっと遠くまで行ってみたいと思っています。
たけしは、それなら途中まで車で送ろうと言いますが、それでは意味ないし、今は体力をつけたいと言って、ランニングに出かけました。
のどかを心配そうに見つめるたけし。のどかが出かけたのをベランダで見ていたアスミとラテも、不安そうに見ます。
同じ頃・・・、





「花寺さん?」


~ Aパート ~
ビョーゲンズのアジトでは・・・、





「辛い!」


「普通ならここまでだが・・・。」




「からーい!」



「いや、何言ってるか分からないんだけど・・・。」

「メガパーツは、入れれば入れるほどスーパー強くなるという事だ! 俺の持論は合っていたのだ! ハーッハッハッハッハ!」



メガパーツは入れれば入れるほど強くなる事を示すのに、何で辛いものを食べるのを例にするんだよ。前々話の黒い水で十分だろ。まったく、無駄な苦行を。(笑)
しかも、グアイワルのエプロン姿って誰得だよ。シンドイーネという適役がいるのに。今回も、地球さんがますます元気になりそうな愉快なコント、ありがとうございます。(笑)
それからしばらくして、ヒーリングアニマル達は、ビョーゲンズが生き物を宿主にして進化したものである事や、ダルイゼンの宿主がのどかだった事について話し、恐れおののきます。
そして、その事が、のどかのストレスに繋がっていて、その発散のために多く走ってるんじゃないかと考えました。それを聞いたラテは、のどかを元気にさせてあげたいと感じます。
その頃、のどか達は学校で勉強中。のどかは早く起きたために、移動教室中に、大きなあくびをしました。
また、ひなたは、昨夜のドラマの話で盛り上がるあまり、リコーダーを落としてしまいます。
「おい。落としたぞ。」
「え・・・。あ! ヤバ・・・。ごめんごめん・・・。ありがとう・・・。」


「大事にしろよ。傷一つで音が変わる。」

「それと、廊下をふさぐように歩くのやめてくれないか。」
「あ、ごめんなさい!」



「やっぱ怖いわ、吹奏の王子様・・・。」
「スイソウ? 水槽の王子様? 人魚?」
「違う違う!」



のどかの天然ボケが可愛過ぎて癒される! 生きてるって感じ! っていうか、ちゆのお笑い耐性レベル、序盤と比べてまったく成長していない・・・。(笑)
「スイソウって、吹奏楽部の吹奏! 今の菅原有斗君っていって、楽器の演奏が上手くて、うちの学校じゃ有名なんだよ!」
「そうなんだ・・・。」

「でもね、クールでストイックで、同じクラブのメンバーからも怖がられるって話・・・。」

「それだけ音楽に対して熱心って事だよ!」

「ことえっち・・・。」
「金森さん・・・。」

ことえも、有斗と同じく吹奏楽部の部員。担当はトランペットで、有斗はトランペットのパートリーダーです。
ことえは先週まで風邪で休んでいましたが、今は元気です。しかし、のどかと同じく、大きなあくびをしました。
ことえは今朝、のどかのランニングを見ていただけに、のどかは眠くないのかと気にします。
しばらくして、アスミとヒーリングアニマル達は海に来ていました。
「ここが、ちゆのストレス発散というか、気分転換スポットペエ。この前も・・・。」

「ペギタンのラップが見たーい!」



「スッキリした! 言ってみただけだから、気にしないで。」

「言ってみただけ」と言ってるけど、じゃあ何でペギタンのラップにしたよ。逆に気になるわ!(笑)
「何だそりゃ!」
「それ以来、ボクなりにラップを練習してるペエ。」
「練習してるラビ!?」




「今では1秒で1枚ラップがかけられるペエ!」
「ラップがちげー!」

まったくねえ。なのに、ドヤ顔しているペギタン、可愛いよ。(笑)

「ヨー。ヨー。ラテの寝顔はサイコー。月の光はゲッコー。どっちも素敵でケッコー。チェケラ。」


「こういうのがラップだよ。古いけど。」

・・・。えーと・・・。何てツッコんだらいいんだろう・・・。さすが地球が生んだ精霊少女はスケールが違うな! ・・・とでも言っておけばいいかな。(笑)
しかし、これでのどかが気分転換できるとは思えないと、ラビリンは指摘します。
という事で、次は、ひなた流の気分転換をしてみる事に。







アクセサリー作り。美容タイム。ファッションなどの雑誌で情報収集。パートナー同士のスキンシップ。やる事が多くて、これでは疲れてしまいます。
昼食の時間になりました。のどかの弁当はいつもより大きいサイズに。

一杯食べれば元気になるという考えからのようです。
また、トランペットの音が。近くで、ことえがトランペットの練習をしていました。
のどか達は、昼休みの時間でも練習熱心なことえに拍手を送ります。
しかし、有斗は、ここで練習するのはクレームがくるから、やめるよう注意。
さらに、音楽室で他のメンバーと一緒に練習するよう言いますが、ことえは、長く休んでいたために勘が戻っておらず、皆の足を引っ張りたくないと思っています。
放課後なら奥の庭は演奏しても平気だと言い残して、有斗は場を去りました。
放課後の時間となりました。ヒーリングアニマル達はそろそろ帰ろうと考えていますが、アスミはまだまだ、良い気分転換を探そうとしていました。
「のどかはいつも一生懸命です。だから、のどかのために、私も頑張りたい・・・。」

そう言っていると、のどか達と対面。すぐに、アスミは、気分転換にどんな事をしたいか、のどかに聞きました。
「のどか、最近ランニング頑張りすぎラビ・・・。」
「少し控えて楽しく気分転換した方がいいペエ・・・。」

「どれくらい走ってるの!? 急に増やすと身体に悪いわよ!」
「あ! 急にお弁当が大きくなったの、そのせい!?」


「あ、あの、でもね・・・、単にもっと鍛えなきゃって思っただけで・・・。」

いやー、のどかはギャグ顔になっても可愛いですな! 生きてるって感じ!
・・・。なんか「生きてるって感じ!」が、もはや手抜き感想になってる感がしてきました・・・。(笑)
その直後、トランペットの音が。近くで、有斗とことえの2人がトランペットを吹いていました。
「今のところダメだ。焦り過ぎ。」
「はい。」


「もう一度、ここから。」


「意外過ぎ・・・。吹奏王子が練習に付き合うとか・・・。」



「ごめんね。上手くできなくって・・・。」

「焦り過ぎ。」
「うん。気を付けます。」
「じゃなくて、風邪なんて誰でもひくんだから、気にし過ぎ。」


「え?」
「1人で頑張ればどうにかなるほど、吹奏楽は甘くないよ。」
「うん!」


「じゃあ、頭から。」



「焦り・・・。」


それから少しして・・・、
「のどか?」
「なんか、金森さんと私って似てるのかなって・・・。」


ちょうどその時、ラテが体調を崩しました。ビョーゲンズが現れた証拠です。
~ Bパート ~
有斗のトランペットを素体にメガビョーゲンが生まれました。さらに、グアイワルはメガパーツを大量投入し、メガビョーゲンを巨大化。
メガビョーゲンの姿を確認したのどか達は、プリキュアに変身します。
生徒達の避難はアースに任せ、他3人はメガビョーゲンを対処する事に。
メガビョーゲンはかなり大きくなっているために、エレメントを活用した攻撃すら通用せず、メガビョーゲンの攻撃に押されてしまいます。
それでも、グレースは、動き続けていればいつか突破口が見出せると諦めませんが、敵の攻撃をもろに受けてしまいました。
メガビョーゲンが踏みつけで追撃してきましたが、グレースは、シールドを張ってガード。ですが、体格の問題で防げそうにはありません。
そこに、アースが割って入りました。アースはメガビョーゲンの踏みつけを押し返し、もう片方の足を攻撃。
すると、メガビョーゲンはバランスを崩し、倒れました。その間に、アースがグレースに駆け寄ります。
「グレース。どうして焦るのです?」


「自分でも焦っていると気付いているのでしょう?」

「だって・・・、だって、私がダルイゼンを作り出しちゃったから・・・。」

「そのせいで地球が・・・。だから、私が何とかしなきゃ・・・。もっと頑張らなきゃ・・・。」
「グレース・・・。」



「グレースは、テラビョーゲンを作りたいと思ったのですか?」
「そんな事、思わないよ・・・。」

「そうです。あなたはそんな事望みませんよね? 金森さんの風邪と同じです。」




「あなたのせいではありません。だから、自分を責める必要はないのです。」





その直後、メガビョーゲンがようやく立ち上がりました。
すぐに、フォンテーヌがキュアスキャンでエレメントの場所を特定。捕まっているのは、音のエレメントです。
その後、ヒーリングハリケーンでメガビョーゲンを浄化。
「のどかー! のどかがあそこまで自分を責めてるって思わなかったラビ! 気付けなくてごめんラビ!」
「ううん。私こそ、ごめんね、ラビリン!」



「焦るのどかは心配ですが、頑張るのどかは大好きですよ!」

「私もよ。これからはもっと私達の事頼ってね!」
「それそれ! 1人で抱え込んじゃうの禁止!」
「ラビリン達もいるラビ!」


「ありがとう、みんな!」

しかし、ラテの具合は良くなっていません。という事で、音のエレメントボトルをラテのリボンに着けて、ラテの体調を回復させました。
そして、エレメントボトルの棚がいっぱいになりました。

それから後日、いつも通り、のどかは朝のランニングに出かけますが、時間は前と同じに戻しました。その代わり、ちゆが考えたランニングメニューに沿って走る事に。
また、母・やすこは、ひなた考案の果物のレシピによるジュースを作って、のどかの帰りを待つと言いました。
「のどかは友達に恵まれてるな。」
「うん! とっても!」


「では、行きましょうか。」
「はーい! お待たせ!」


「今日からよろしくね!」
「はい。無理しないで頑張りましょう!」


「生きてるって感じ!」
「今日も良い天気ラビ!」
「はい!」

今回は、これで終了です。
次回:「キャラがバラバラ? 動物園の休日」
のどか達は4人で動物園に遊びに来ました。
すると、のどかのクラスの担任・円山先生の息子・孝太に会いました。彼は、動物の事に詳しいです。
その孝太は、のどか達が見た目も性格もバラバラなのに、仲が良いのが不思議に思っています。孝太は、友達の秀一とケンカしたばかりのようで・・・。
【まとめ】
ダルイゼンを作り出したのが自分だと知ったのどかは、何とかしたいと思う気持ちが強く、焦りに繋がりましたが、自分の意志でテラビョーゲンを作り出したのではないのだから自分を責める必要はないと、アースの言葉により、1人で抱え込まず、無理せずじっくり頑張ろうと決めました。
さて、今回のポイントは「周りと協力しながら、焦らず、じっくり」でしょうか。
今話前半で、のどかは、朝はいつもより早く起き、いつもより多く走り、昼はいつもより多く食べるようになりました。
そうした理由は、ダルイゼンを生み出したのが自分だと知ったため。地球を滅ぼそうとする組織の1人を生み出したとなれば、大きな責任を感じるでしょうし、それを何とかするために強くなりたいと思う気持ちも分からなくはありません。
しかし、人間には「身の丈」というのがあります。それに合わない何かをすれば、具合が悪くなったり、身体が動けなくなったり、大怪我に繋がったりしてしまうものです。
そうならないためにも、周りの情勢に焦らない事が大切なんでしょう。そして、自分のペースでじっくりコツコツ継続的に物事を進めていく。そうする事で、いつかは、自分の望んでいた強さを得るのでしょう。「継続は力なり」ってやつですね。
とは言っても、自分のペースだけで物事を進めては、分からない事や、できない事があると先に進めなくなってしまうもの。周りに頼る事も大切でしょう。
人は自分1人の力だけでは決して生きれない事を思うと、誰かに頼る事は恥でも何でもありません。だからといって、頼り過ぎれば、周りに流されるのと同じ事。要は、バランスでしょうね。
のどかにしては珍しく、自分を責め過ぎる一面がありましたが、最後は周りを頼りにしつつ、無理せず頑張ろうとしたのは良かったと思います。そのようにして、少しずつ4人の絆を深めてほしいですね。
そして、4人合体技が出るのは、もうそろそろでしょう。今回でエレメントボトルの棚がいっぱいになりましたが、それが関係してくるでしょうね。その時には、今回の出来事がどう活きるのか、しっかり見ていきたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。